2022年7月6日水曜日

今度は大阪へ転勤になりました。

だいぶ投稿間隔が空いてしまいましたが、やっと落ち着いたので近況報告です。
実は、2月に会社から内示が有り、急遽大阪転勤が決まりました。 
松山の工事竣工でバタバタの中、業務引き継ぎを終わらせ、部屋探しから
引っ越しとなかなかハードでした。

趣味のオオクワもペアリングから 採卵菌糸詰めなど、
こちらも忙しさピークでしたので、本当に一杯一杯・・・・・

ブリードはどうするか悩んだ結果、
大阪にも簡易的にブリードスペースを設け、昨年の幼虫は高松で、
2022シーズン幼虫から大阪で飼育することにしました。

大阪の飼育スペースは賃貸なので、できるだけ内装を痛めないようにと、
壁はルミナスラックの支柱を天井に突っ張り、結束線で桟木を結び、
スタイロフォームをビス固定しています。↓




出入り口は、開き戸にすると強度も必要ですし高価なので、
当初は「カーテンでいいや」と考えていました。

いざ作り始めると、壁が予想外にうまく収まったため、せっかくなら断熱性重視し
いつも作っている「温室の蓋」の要領でやってみることにしました。

スタイロ板を加工し、はめ込み式にしてあります。
下から差し込む感じで閉めると、上端が引っかかるような形状にしていますので、
倒れることはありませんし、気密性も良好です。


下から差し込み扉上端の凸部を引っかけるにして閉めます。
サイドもつば付きにして嵌まり込まないようになっています。



簡単で効果的な開口部だと思いますので、同様な開口部を検討中でしたら
参考にしてみてください。

賃貸住宅なので、隣に住戸があるためか案外室温は安定しており、
高松のブリードルームよりエアコンの起動頻度が少ないようです。
まあ、あっちは木造住宅で西日がモロに当たる外壁側に作りましたので、
もともと厳しい条件ではありますが・・・

今まで菌糸の劣化が早かったので、最近は4本で羽化させていましたが、
大阪では3本でも大丈夫かも知れません。



肝心の飼育状況ですが、2021シーズンの幼虫は1本目の酸欠が響いて
小さな個体が多く、アベレージはだいぶ低くなっています。(管理表参照)

ただし、酸欠の影響を受けなかった個体の中には、大型の幼虫もいますので、
その中から大きいのを期待しています。
今年は蛹化促進温度をMAX25℃にしましたので、幸いにも暴れが少なく、
羽化ボトルの環境は良好のようです。

先週末帰った際に確認すると、メスは大部分羽化しており、オスも早いのは
羽化が始まっていました。

40gUPの幼虫も2頭ほど羽化してましたので、測定が楽しみです。
大型オスの羽化は、7月初旬がピークになりそうな感じでした。

7月の連休にはまた帰りますので、羽化傾向はだいたい分かると思います。



一方、2022シーズンの幼虫採りですが・・・・

こちらなかなか苦戦しておりまして、もういい加減に諦めました(笑

まず、89.5mm(2015)の種がダメなようで、全く掛かりませんでした。

期待の91.6mm(2006)も、欲張って数多く掛けたため、同居日数が少なくなり、
産卵数が少ないような感じがします。
1泊2日で終わらせたメスもいましたので、種が切れるんでしょうね。
途中から無精卵に変わってしまう個体が多かったです。

又、産卵セット中に引っ越しがあったため、引っ越し後に休眠してしまい、
産まなくなったメスも続出です・・・

補強したメスや有望ラインの早期メスからはほとんど取れず、
史上最悪の採卵シーズンとなりました。

サブ的なメスからも採卵し数合わせを試みましたが、思い通りに行かず、
全体的にはかなり少ない数でのスタートです。

幼虫余品のお問合せも何件かいただきましたが、ご期待に添えず
申し訳ございませんでした。

まあ、仕事も忙しいので、ちょうど良かったのかもと自分に言い聞かせております。





最後に、ブリードには全く関係ありませんが、ご紹介させていただきます。

高知に帰省道中にある徳島県阿南市の喫茶店、
こだわりの外観がなかなか「映える」ので撮影してきました。

オーナーのセルフビルドだそうで、裏に工房があり、まだ増築中のようでした。


「大菩薩峠」という店名です。 看板はほとんどありませんが・・・




レンガに伝う蔦が雰囲気抜群ですね。

思った以上に奥行きがあり、規模も大きかったです。









すでにそう呼ばれているかもしれませんが、
徳島の「サグラダ・ファミリア」ですね(笑
今後も注目しておきます。

今回は食べなかったですが、後で調べると
メニューはハンバーグが美味しいらしいです。


それでは今回はこれで失礼します。




2 件のコメント:

  1. 登山家の会長2022年8月13日 1:24

    こんばんは

    初令で、潰してしまったと
    思っていた幼虫が、育ってました

    91.6mm直仔、幼虫
    2206 ライン、全部で 9頭、
    ありがとうございました

    超特大の 同腹か、
    異腹となるのを、期待しています。笑

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    1. 会長こんばんは。
      良かったです。
      さすが産ませ上手ですね。(笑

      期待できるラインだと思います。
      レコードお願いします!

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