2008年11月3日月曜日

巨大魚 クエ


もうそろそろ寒くなってきたので、
シーズン最後にハマチでも捕れればと又南予の海へ行ってきました。

ポイントは昔からのお気に入りの竜宮城ポイント。
ここは今の時期回遊魚が狙えるはず。
最悪遭遇できなくとも、イシダイちゃんはたいがい居ます。
名人の御指南のとおり早朝短期決戦だ!
ということで、7時に到着し
大型回遊魚用のロングチョッキを装着してエントリー!

ベイトもうじゃうじゃ居るし、ん~ 良い感じ。
が、30分くらいうろうろしても全くハマチの気配なく
カマスばっかり・・・・
仕方なくおかずに石鯛1匹だけ狙う。

当たりが浅くせっかくのロング銛先が
身の中に留まり取れない。
ナイフも無いので、
仕方なく予備の小物用ショート銛先に変更してリスタート!

ハマチの姿が見えないので、半分あきらめ気味で空潜りを繰り返す・・
が、そのうち中層を漂いながら魚の鑑賞会になってしまった。

“イスズミ、アオブー、コロちゃん、オッと、クチグロ族!”
“しまった!こっちの方がでかかった・・”

とか考えてると、

“バ~ン!!”

突然海中ですごい爆発音がし、魚達が逃走!
と同時にすぐ下の方で巨大な黒っぽい魚影が走り穴の中へ・・・

一瞬何が起こったのか理解できなかったが、

あの爆音=巨大な魚のダッシュ音で、

穴に入る巨大な魚=クエに違いない!

あまりに大きかったので魚に気づかなかった!

と解釈した。
ただ、ダッシュしたのは
威嚇か、捕食行動か、驚いたのか???
今思えば捕食行動かなと思うが、
そん時は驚いて逃げたに違いないと思っていた。

もう残念で、残念で・・・・

なんで海底をよく見てなかったのか!このバカ!
自分を責めても後の祭り・・・

気を取り直し穴を覗くもその穴の中は奥深く
そこでは勝負にならない。
半分あきらめ、周辺を散策することにした。

その後もハマチは居ないが50台、40台の
ちびカンパチを運良く射止める事に成功し、
おかずは揃ったので、
最後にクエポイントをもう一度確認することに・・・

そこはダイコンの深度で-16m
自分が魚と勝負できるほぼ限界の深度か。

透明度10mくらいなんで、水面からは見えず、
ちょっとした岬の先端なんで潮流もあり場所の特定が難しい。
かといって中層から探しながらの潜行では息が続かず勝負にならない。

場所を特定してるうち、中層からついに“奴”の姿を確認!

“ちょっと待ってくれ!これは夢か?”

間違いなくそいつは“クエ”だ!

しかも今まで見たどんな魚よりでかい!!

こんなの居るんだ~・・・・

と思ったらすぐ穴へ・・・チェッ!

しかし、冷静に考えると
以前の90cmクラスのハマフエごときに
引きずられるようでは到底自分に勝ち目はあるまい。

“俺には無理か・・・?”

ちょっと弱気になったが、
多分一生に一度しかないであろう大チャンス!

“キルショットで射止めるか、ダメなら銛を捨てるか
賭けたろやないかい!”

てなもんで、決心して
頃合いを見計り再アタック!

中層でまたまた奴の姿を確認!
しかも穴から全身出てるし・・・

水中でドキドキしながら
マイナス浮力で徐々に距離を詰める。
近づくにつれ巨大さに興奮!

“おいおい!水族館いた巨大魚が目前にいるよ!”

やがて奴はホバリングを開始しこっちを警戒し始めた。

“んーこれは瀬戸内でいつも捕るアコウの頂きパターンじゃ!”

しばらく睨み合いが続く・・・・
でも深いだけに、息が続かない・・・・

早く横向け!横向け!

すると、やがて奴は目をキョロキョロさせ穴の方へ旋回開始!
まだその大きさに驚きながらも

まさに “大チャンス到来!!”

よっしゃ頂き!

最初の猛ダッシュを見てるだけに

驚かせぬように

慎重に急所めがけ“ノーモーション”で発射!

放した瞬間、相手の逃げるそぶりが無く、“ついに捕った!!”って思ったね。

会心の一撃!






のつもりが、“ガツッ”

若干鈍い音・・       んん? 骨か?

その直後、今まで体験したことのない強烈な引き!!

“ゴオー”

体勢を整える間もなく腕で勢いよく引き返すと

“スッ”

“かっ・・・・軽い・・・・??????”






・・・・残念・・・・

外れた・・・・

そういや貫通力と引っ掛かりのいいロングチョッキじゃなかったっけ・・・





もうこの時体力呼吸は限界で、両足は攣り、目はチカチカ始まり、
ブラックアウト寸前・・・・。


何とか上がった海面で思考再開。

“ああ、こりゃ完敗やわ。もう止めよ 死ぬわ・・・”

残念ながら撤収! トホホ・・・・・・・・・





てなことで、生きて生還しました。

今振り返ると、ロングチョッキでうまく刺さっていたら、

ホント死んでたかも・・・

キルショットじゃない時点で敗北でした。


~クエ対策~

①深場ではキルショットに限る。

②浅場でも息限界付近での発射は危険。
岩に踏ん張ってバトルする酸素を残す事。

③イシダイは貫通してもクエには威力不足!
ゴムを強く引き大胆に発射!

逃してもこれだけ熱くなるクエってホントすごい・・・
冷めかけてたのに又魚突き熱が上がりそうで怖い今日この頃です。

2008年10月14日火曜日

青物狙って

青物狙って行ってきやしたが、
結果は・・・
全く姿確認出来ず。
トホホ・・・・

今回、魚影は濃く朝はハマフエが群れてたのに寄らず、
仕方なく得意??の追い突きかますも長い綱引きの末バラシ・・・

昼近く地合が過ぎるとハマフエ全く居なくなり、
イシダイにターゲット変更!!

実家の祭り用に2匹捕って帰るつもりが、
つい色気が出て結局3枚も突いてしまいました。

サイズはなぜか皆49~50cm。
前回もそうだったが、この辺でちょっと良い型に見えるのは
たいがいこのザイズ。何でだろー?

ブリ捕ったら今シーズンはオフにしようかと考えてたけど、
このままじゃあもう1回かな?? へへへ

とりあえず来週は家族サービス!
子供とほとんど幻の水生昆虫“タイコウチ”探しに行ってきます・・・

2008年9月16日火曜日

巨大ハマグリ!


先日実家の祭りがあり、
人手が不足してるんで・・・
って事で、急遽14~15日で帰省してきた。

ついでに、大潮だったから盆の時のように
ハマグリ採れるかな?と少し期待して、
息子と二人で雨の中、
半分海水浴状態で手探りの漁開始!

居るところにはかたまって居るもので、
最初の“鉱脈”は息子が掘り当て、
8個くらい次々にゲットしていく・・・
オヤジは焦ってその近くを掘るもボチボチ・・・

場所変えて形勢逆転!・・・
みたいなこと繰り返すうち、

左手に大きな手応え!

石か?

でもツルツルして・・・・もしや??

手探りで確かめるうちハマグリ確信!
しかも形を辿っていくと予想よりはるかにでかい!!

掘り上げた時は、歓声を上げるより
なぜか2人で大爆笑!!

“あり得ん!! ギャハハハ!” って・・・

笑いが止まらなくなり、
近くのサーファーや海水浴の人に白い目で見られる始末・・・

あまりに大物採ると笑ってしまうって事が分かり
なぜか笑ってしまう出来事だった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

ちなみに写真では分かりにくいですが、
手の大きい男性の拳くらいもあります。

運が良さそうなので、ついでに潜ると、
大物は出現しませんでしたが、
運良くおかずゲット出来ました。


2008年9月9日火曜日

2年ぶりの宇和海

先日の日曜日
残った仕事を早々に片付け、
久しぶりの愛媛の海に行ってきた。

残念ながら以前気に入ってた
“竜宮城ポイント”は釣り人が居たので、
ポイント探しに右往左往・・・・

結局ものすごい崖下りポイントしか空いておらず、
帰りの事を心配しながらリュックを背負って海へ・・

海は、まあ釣り人も居ないくらいなんで、魚も少ない
透明度8mくらいしかなく、
ハマチどころかイシダイすら居ない・・

1時間後やっと現れた獲物が写真のイシダイ(50cm)
射程に入れ発射するも、やっぱり狙いより外れて上に・・・
辛うじて背中に刺さり運良くゲット成功!


魚少ないし、帰りの崖登りを考えこれで止めようと
引き返し始めると地合いなのかハマフエ、イシダイ等
ボツボツ現れるではないか!
何だか大物の臭いがプンプン・・・

ついに誘惑に負け、銛先を大物用ロングに交換し勝負再開!
が、大物は現れず・・・・

この後同じくらいのイシダイとカンパチを突くも
いずれも身切れ?

外れて取り逃がしてしまった。
どうもロングの銛先がいけない様子
今度改良を加えるとするかな・・・・

結局1匹のみで止め、
帰りは問題の崖登り!

何しろ岩にハーケン打ってあり
ロープ伝って登らねばならない。
トドメは靴!
サンダルだし・・・・・
とにかく滑るし、泳いだ後の山登りだ!
足はガクガク・・・

途中めまいがして休憩を繰り返し、
“もう絶対来るもんか!”
と心の中で叫びながら約40分

ようやく車が見えたときは
“隊長!生きて生還しました!!”
ってな感じ、もうヘロヘロだった。

だが不思議!
一晩寝ると
“登山靴で再チャレンジしてもいいかな・・・”
なんて考えてる自分が居るよ・・・

体力付けねば・・・・

2008年8月18日月曜日

盆休み

 

何とか人並みに盆休みがもらえたので
14日~16日まで高知に帰省してきた。

足のケガも何とか良くなり、
休みで帰ってきたチビッ子達を連れて海へ山へと大忙し・・

何と、2日半で
沖釣り、ワタリガニ網、ビーチで海水浴&ハマグリ採り3回、
シュノーケリング、川でバーベキュー&手長エビ漁、イノシシ罠、
クワガタ採り2回、花火2回・・・・

チビッ子隊長は仕事より疲れる??
おかげで昨日は疲れがドッと出て、終日テレビ観戦でのんびり
やっと体力回復してきた感じ・・・・フウ!



そんなで、楽しみにしてた潜りは2日目の昼食時間を削って強行!
まあ、腹空いてる方が息長持ちするし・・・・

イシダイもう旨くなったかな・・? ってな思いで出掛けたが
今年もイシダイは全く見当らない!
んー、やっぱりこの辺では夏避暑に出掛けてるのか?

そんな有様だから、泳いでるのはブダイとサンノジの群れが
ゾロゾロ後ろからついてくるばかり・・・・
たまにコロダイがウロウロ・・・

でも何でいつもブダイは後ろついてくるんだろ???



時間無いんでそこは早々に諦め、すぐ隣のポイントへ移動
こっちも同じ状況だが、
サンノジの群れの中に、少し泳ぎの違うのが居るのに気付き
近づいて確認・・

スマートなグレーぽい身体に青い斑点、顔はハタ類のそれだ
初めて見る魚だが、ハタの類に外れは無かろうとロックオン!
やはり同じハタ類のアコウ同様睨み合いになり
横向くと同時に発射! 
うまく首に命中し確保すると、
なかなか綺麗な魚体で旨そうだ。

おかずにもう1匹と周辺を探索するとその後2匹確認、

うち1匹、45cmくらいのを何とか確保し
これで終了しようと魚をフロートラインに通してると、
下の方で青物らしい魚影・・・・
あわてて潜行し中層をウロウロ探すうち・・・
ここでは珍しく
60cmくらいのカンパチくんが単独で悠々と泳いでいる・・

ついでにこいつも戴こうとゆっくり近づき射程に捉える・・
相手もまるでイシダイみたいにこっちに興味を示しこっちを向き
泳いでくる・・・
これは戴きパターンと思いきや、横向いた瞬間銛を放すと
悲しいかな、やや体高のある魚体のさらに上を通過・・・トホホ

どうも外洋向き最長バージョンの銛
しなりのせいか思った所に飛ばせない・・・・
修行せねば・・・



~・~・~・~・~・~・~・~・~
ところで、さっきのハタ類
名前は分からないけど味はまずまずでした。
ご報告まで

2008年7月26日土曜日

松山転勤

急遽来週から松山で仕事することになり今日引っ越し完了。
ケガした足もなんとか普通に歩ける程度に回復し、そんなに苦労せず
終わったんで一安心!

松山は初めてなんでちょっとワクワク
おまけに魚の宝庫“南予”に近い!!

まあでも仕事老人ホームの建設なんだけど
工期短くて・・・・
休みなかなかとれないかな??

うまい食いもんでも探すか・・・

2008年7月15日火曜日

肉離れ

最近家族ではまってるバドミントン
子供達がスポ少でやってるんで、親もつい夢中に・・・
シャトルを打つ時の快感はストレス解消にもってこい!

んでもって、
いつものように、先日の日曜日
娘と試合中に右太ももにブチって感の激痛が・・・・
歩行困難になり病院へ行くと、“肉離れ”全治1ヶ月でした。
トホホ・・・・

頭の中では若い頃のフットワークをイメージし動けるつもりが
足がついて行ってない!
まさにそんな感じ・・・
やっぱり年を実感する出来事でした。

残念なのはしばらく海に行けない事
せっかく新しいフィン買ったのに・・・・(泣)
盆休みの帰省には間に合わせねば・・・

2008年6月15日日曜日

瀬戸内産石鯛

素潜りシーズン到来ってことで、たくさん捕れたのでご報告!

実は、先週土曜日に初潜り行ったが、チヌとウマズラのみ寂しい内容・・。

おまけに、イシダイに3連続空振り!・・・と、すっかり落ち込み、
今回は“リベンジの突行”



誕生日も近いしたくさん獲って宴会じゃ!!

って事で行ってきました。土曜日朝に
最初は去年イシダイと青物らしい魚影を見た場所
流れ激速ポイントなので、潮を見て・・・・

到着すると、船も磯釣りも居ない! 
ラッキー!

ビーチエントリーしてポイントに向かう途中、 ホンダワラの林の中に
なにやら魚らしい影が・・

ゴムを引き確認に潜行・・・・
ん? 長い・・・・
スズキくんの様だが、全く動かない・・これが噂の“昼寝”中か?
初めての状況に戸惑ったが、頭めがけ発射!!
キルショットにはならず暴れたが、何とかゲット!

ポイント付近に到着し最初の空潜り・・・と、
すぐに今度はイシダイ発見!
今回銛をイシダイ用に少し長めに交換してたため、 うまく命中!!
初の“瀬戸内イシダイ”ゲット!

更に、このポイントの“核心部”へ

以前は船がいて近づけなかった場所へ潜ってみると・・・

そこは、海底にでかい岩突然出現し、
周りをたくさんの魚が渦巻いている・・・・
その中には大小たくさんのイシダイが交じっていた
まさに“イシダイ城”って感じ・・

そこで2匹程間引きし
潮の流れが速くなり始めたので、早々にUターン!
すでに結構速く、一杯一杯で何とか岸に到着できた トホホ・・


帰り漁師さんと会話してると、昨日その方の弟さんが
口グロと2kgのアコウを突いたって情報をキャッチした!

もしかして地磯にもアコウ入ってるかな??

時間もまだ9時過ぎだし、近所の先輩がアコウ食べたがっていたので、
アコウのポイントも覗いてみることにした。


アコウポイントに到着すると結構潮が引いており、
浅いポイントなのでどうかな??
ちょっと心配だったが、エントリーすると何とか突きになりそう

まずはイシダイをゲット!
瀬戸内のイシダイは皆フレンドリー!!
しばらく進むと、中型のアコウ!
やっぱり居たか!!

うまく間合いを詰め、発射!!
背中に命中!!
が、・・・・痛恨の身切れ・・・・
穴の中にお帰りになりました・・・・

その後たくさんの魚影を確認
ポイントが浅く、体が浮き苦労したが、
何とか型の良い(45cm,40cm)のを選んで
2匹ゲットしエキジット・・・


久々の大漁
料理は大変!!
イシダイは小さいので36cmだったが、全て雌、卵たっぷりで・・・
ちょっと罪悪感が・・・・
味は卵に栄養をとられたみたいで、イマイチでした。
刺身と焼きが良かったかな・・・

家族にはやっぱりスズキが一番人気でした。
油乗ってたし・・・

それにしても今年はイシダイ多かった・・・
アコウ狩りの途中もサンバソウの群れがつきまとって来てたし・・
ホント、温暖化の影響??