2016年9月21日水曜日

赤いオオクワガタの仔

ブリードの方はそろそろ2本目交換時期で、忙しくなります。

先週少しだけ交換したところ、経過は良好のようで、

1本目好調だった一昨年を超えようかという滑り出しです。



ただ、序盤で最も体重が乗った下の個体は、

残念ながら潜らず ★となってしまいました。




潜る途中で尻噛みでもしたんでしょうか?




もう1頭、36gオーバーも尻噛みで瀕死の重傷です・・・・

リスクが大きい頭幅測るのやめようか・・・・なんて考えてます。

いやあ、餌交換も下手で情けないです・・・・


この後の本番交換はより慎重に望みたいと思います。








前回は能勢の羽化報告だったので、今回は香川産です。


まず、以前成虫で割り出した赤いオオクワガタ

覚えていらっしゃるでしょうか?

赤みがかったオオクワガタ WD個体

  採集記事



昨年は、このオス65mmを使用して

2ラインブリードしました。



1組目AD1ライン 


ペアリングしたメスは、同じ日に近くの切り株から

成虫割り出しした大型メス44.5mmです。

このラインは、大きいサイズと、オスの赤色を引き継いでくれればと

一番期待したラインでした。



さて、



結果は・・・
















代表個体 74.5mm




サイズは、最大74.5mmと期待したほどでなく、


色も・・・・



んー  

 ・・・・・普通。



そう真っ黒 です(笑


形も顎が短く、WDに近いといえば聞こえは良いですが、

あまり好みではありません。

完全に期待外れです。





もう1つの AD2ライン 

メスは同じ日に同じ木から成虫割出しした33.0mm

こちらも、赤みがかった個体を期待していました。

このラインからは、オス1頭のみで、この個体です。






AD2ライン 70.3mm



サイズも70.3mmとたいしたことなく、

形状も上のラインとよく似た感じで、あまり格好いいとは言えないかな・・・

色も・・・・

真っ黒ですねー(笑





という事で、

赤い色の継承は、 失敗

形状・サイズも  期待外れ

と、かなり残念な結果となってしまいました。


やはり赤い色は、血筋ではなく、餌や温度などの環境によるのでしょうか???



この辺はあまり深く追求せず、

この企画は終了したいと思います(笑






そんな中、

香川産で最も気に入った形状で羽化してくれたのがこちらです。

AA6ライン 78.3mm

AA6ライン 78.3mm(同じ個体です。)


AA6ラインからです。



このラインは2012年に採集し、

大変気に入っていた美形オス68mm(下写真)を


自分の子供に掛けた戻し交配ラインです。

2013年1月12日 3令採取 F0 68.0mm




これが見事に成功し、どのオスもアゴが細長く、美肌のイケメンです!


戻し交配 効果抜群 です!


これほど形状固定がうまくいくと、ブリードも一段と楽しくなりますね。


今後のブリード配合計画の参考にしたいと思います。