2013年5月26日日曜日

オオクワガタの採集時間帯

オオクワガタの樹液採集に適した時間帯って何時頃なのでしょうか?
本などによると、日没すぐと、深夜が良いとされています。

過去2度の採集時間は、夜6時半くらいと8時半くらいだったように思いますが、
どちらも樹液を吸ってたのでなく、メクレに隠れていた感じです。
深夜は行きませんので分かりませんが、昼間は通ってる割に採れたことはありませんので、
夜の方が有利なのは間違いなさそうですね。


実は、うちのクワガタ小屋、ヒラタに混じって綾川の使用済みペアを昨夏から入れて観察しています。
初めのうちは8時くらいになると、ヒラタを警戒しながら餌皿の辺りで見かけていましたが、
しばらくすると全く姿を見かけなくなりました。

てっきりヒラタに殺されたかな?っと思っていましたら、ある日、飲み会で帰りが遅くなり、
AM1:00頃に覗いてみると、そこには元気に餌食べてる姿がありました。

ヒラタが腹一杯になった後、遠慮がちに餌を漁っていたんですね。
その後も宵のうちはヒラタしか見かけなかったので、ずっと深夜に出てきてたんでしょう。
自然界でも、控えめなオオクワガタは競争率の少ない深夜に餌を食べている事は十分考えられます。
特にカブトやノコが出る時期は尚更でしょう。
これを見ると、深夜も有力な採集時間帯になるかも知れません。
まあ、私はそこまで根性はありませんが・・・・・・



では、冬眠明けはいつ頃でしょうか?

これは今年4末の連休、気温が上がった日の夕方の事です。
まだ日没前でしたが、ふと見ると虫たちが5~6匹一斉に餌台付近をウロウロしていました。
オオクワはもちろん、中には絶対死んだと思っていた虫までも・・・
一斉に出てきてたのでちょっと驚きましたが、腹を減らし餌の匂いの残る辺りをうろついていたんでしょう。

おもしろいのは、その日以降、又しばらくは虫っ気が無くなってしまった事です。
かわいそうなので先日ゼリー置きましたら、さすがに群がっていましたが・・・・

この頃は山も樹液は出ていないでしょうが、このように樹液痕の付近で採集可能だと思われます。
実際、昨年採集した際はまだ樹液出ていなかったですから。


秋は観察不足ではっきり分かりませんが、まとめると、香川周辺では、5月の連休前後の暖かい日から9月頃?
時間帯は日没前後から深夜、特に深夜は有力な可能性あり といったところでしょうか・・・・

今度ベテラン採集者の方に会ったら詳しく聞いてみようと思います。

香川は、台場クヌギでないので昼間は厳しいのでしょうが、一度は昼間に採ってみたいものです。





ところで、今シーズンはブリード数が増えて忙しく、なかなか採集に行けてないのですが、
先週水曜日の仕事帰りに様子を見に行ってきました。

早い木でうっすら滲む程度でしたが、コクワやヒラタの越冬虫はちらほら見かけました。
オオクワはさすがに見つけることは出来ませんでしたが、久しぶりの山で樹液シーズン開幕を楽しんできました。








又、ブリードの方ですが、心配していた通り、能勢YG83.3mm(866同腹)は掛かりませんでした。
約2ヶ月頑張ってみましたが、種が無いのか交尾が出来ないのか・・・・・

残念ですが、観賞用としてニジイロを入れてあるテラリウムの主になって貰いました(笑



予定していた4メスはワイドカウさんからの82.5mm(871同腹)とペアリングさせましたので、
今期自己ブリは異母兄弟だらけになってしまいますが・・・

幸い82.5mmの方は順調なので、頑張ってもらうしかありませんね。

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感想(2件)

2013年5月9日木曜日

くわがたルーム

連休中に作成した小さなブリードルームへ、やっと虫たちの引っ越しが完了しました。
現在25度前後に設定し、多くが羽化待ち状態です。

オスも8割方は蛹化しましたが、今期はボトル詰めの失敗と、加温が遅れた事などにより、
ほとんど暴れましたので、最終確認体重30g以上での蛹化は2~3本しかなく、残念ながら
大きいサイズは期待できない状況です・・・。

それでも、ワイルドの蛹とは違い、大型血統の蛹は大きくて迫力がありますねー
ワクワクしながら眺めている毎日です・・・。

何とか当初の目標である“80mmUP”は達成して欲しい!! そう願いながら・・・


さて、表題のくわがたルームですが、簡易的に和室の1角を区画し、既設エアコンをダクト状に
取り込んだ構造になっています。
 
左奥パソコンの上に既設エアコンが有ります。


床面積は、たったの1m*2m=2㎡とかなり狭いスペースですが、うちではこれが精一杯でした。

製作日数約4日、建具や細かい所の隙間は若干気になりますが、壁自体は石膏ボードと
スタイロフォームの間に空気層を設けているので、断熱性はまずまずだと思われます。

温度調節はエアコンと、補助として床に1畳用ホットカーペットを敷いています。


ドアを開けて右側:去年製作した押し入れ冷温庫
     取り込んでいます。
ドアを開けて左側:奥のエアコン下は簡単に取り外せ
      メンテ可能にしています。


























くわがた用品などを全て収納するには狭すぎますが、菌糸ボトルと小物くらいなら150頭~200頭は
ブリードできるでしょうか・・・・

今期は120~150頭程度の予定ですので、スペース的にも十分!
まあ、設備としては大満足です。

あとは世話が追いつくかどうかでしょうね・・・(笑






肝心のオオクワブリードは、卵セットへの投入が徐々に始まりましたが、本格的には
今週末の予定です。

♂82.5mmは順調そうですが、♂83.3mmのペアリングは芳しくないので、不安を抱えたまま
投入ですが・・・

あとは産んでくれることを祈るばかりですねー






それと、しばらく放ったらかしでしたが、採集幼虫その後報告いたします。

まず、前回3月にヒラタ狙い採集で持ち帰った若齢幼虫!

期待もむなしく・・・・・

すべて立派なコクワ3令になっています!・・・・・トホホ

ヒラタはもう新規採集は諦め、一昨年樹液採集した65mmと、昨年幼虫で採集した小さなメスの
組み合わせをベースにブリードしていこうと思います。




次に、足を捻挫した日に採集し、ほぼオオクワと同定していた不明幼虫③ 2令、頭幅4.9mm

          こちら  ↓ ですが、


こちらは間違いなくオオクワ3令メス 9.0g 頭幅9.3mmに加齢していました。






次に1月に採集した期待の大型ペアのオス 頭幅12.0mm 14.0g 

   こちら ↓ ですが、


先日の餌交換時はなんとこれ・・・・!


25g!

3令採集にしては、かなり太っていると思います。



体型も採集時は太短かかったのが、長さも備わっており、
3令からでもこんなに変化するとは本当に驚きました!

写真の体型はあまり変わっていない感じですが、それは全長が長くなった為だと思います。

“おお! これは初の70mmオーバーも射程に入ったかも・・・・”と、ひとりニタニタしてしました(笑




最後に、去年からここを覗いてくださってる方はご存じとは思いますが・・・・

   ” 国産カブト!”

年末からオオクワ飼育飼料で大きくなるか試してます。

屋外採集時:35g → 約1ヶ月後:39g 



DOSさんの高カロリーオオクワマットにオオクワ用添加剤を加え、更に3ヶ月後・・・・・・

こんなになっていました!



 44g!

今まで見てきた国産カブトの幼虫体型でなく、かなり迫力があります。
何だかボブサップ氏を連想してしまいますが、おそらく彼のように筋肉質ではないでしょうね(笑

屋外採集個体としては十分大きくなっていますが、果たして羽化出来るんでしょうか??




それにしてもこのマット、安いので利用していますが、もしかしたらなかなかの優れ物かも知れませんね。

昨年は、オオクワでも菌糸を凌ぐ頭幅の幼虫が出ましたので・・・・