2012年5月28日月曜日

オオクワ幼虫割り出し

今週末は朝から残りの産卵材の割り出しを行いました。


前回1頭も確認できなかった能勢Cラインも無事幼虫取れ、一安心です。
メインのラインは概ね順調でした。

ookuwa170様より購入した使用済♀だけは1頭のみとなり残念な結果でしたが、
これは仕方ないですね・・・・

親はめちゃくちゃ元気で、今も餌皿囓りまくってますけど・・・・
もうオスの種切れかな?

2012能勢
  • Aライン ♂81.0(エバクワ様)×♀51.7(エバクワ様)イン・・・・・・・・・・・・・・・・・・9頭
  • Bライン ♂81.0(エバクワ様)×♀51.5(FORESTER様859同腹直子)アウト・・・・・・・・・・17頭
  • Cライン ♂81.5(shima1007様)×♀52.1(shima1007様)イン・・・・・・・・・・・・・23頭
  • Dライン ♂81.5(shima1007様)×♀51.5(FORESTER様850直子)アウト・・・・・・・・・22頭
  • Eライン 使用済♀(masared様ブリード) 種♂79.4(858同腹) ・・・・・・・・・・・・・・・・1頭


2012綾川
  • Aライン ♂76.6(motte2様816同腹)×♀49.1(motte2様816同腹)イン・・・・・・・・・32頭
  • Bライン ♂76.6(motte2様816同腹)×♀51.8(Dshiba様讃岐の巨人)アウト・・・・・・・22頭
  • Cライン ♂76.6(motte2様816同腹)×♀49.0(jqqxn063様 猪谷様採集F2) ・・・・・・28頭

平均飼育数は各ライン10頭目安でしたので、ちょっと多すぎです・・・

能勢のCとDラインは、オークションに出しても買ってくれる人がいるかも
知れませんので、出品してみようと思います。

綾川の余剰分は、コンテナによるマット飼育や材飼育で頑張ってもらおうと思います。

2012年5月19日土曜日

そんなに甘くはないですね・・・

昨日いきなりオオクワに会えたので、今日は9割方採れる算段で
息子と二人ワクワクで臨みました!

午後から出発し、比較的里に近く可能性のあるポイントから

確認していきます・・・・

が・・・・

意外にも虫っ気がありません・・・

あれれ??

樹液もほとんど出て無く、ちょっと早い感じです・・・

2.3ヶ所まわった時点で早くも諦めムードたっぷり・・・(泣)

20本ほど見て回りましたが、

居たのはコクワメスとヒラタ中オスの2頭のみ・・・・トホホ

多産地香川といえども、そんなに甘くはないですよね。



という事なんですが、

実は今日は他にもやっておきたい事があったのです。

一つは材割幼虫で沢山羽化しているコクワちゃん達を元の林に返す事。


それともう一つ、

2月に材割りで削ったコナラの半倒木。

オオクワに興奮して削りまくり、
中央部分は堅い芯のみにしてしまっている筈なんですね。

採集した初令の幼虫がオオクワになったので、
先端部が気になってまして・・・・

残した先端部は容量的に3令は残っていなさそうでしたが、
初令の兄弟が残ったままになっている可能性は十分あります。
そうだとしたら、まず餌が容量的に不足しています。

更に、ここのところの日照りで乾燥しすぎると
中央部が芯のみなので根の方に移動できません!

自分が餌を削ってしまったもので、心配で・・・

これも確認したかったのです。

息子と迷いながら、現場に到着し確認すると、
倒木は当時のままで、記憶の通り中間部は芯のみです。

で、わずかに残る先端部もカラカラの状態です。

“やっぱり来て良かった”って思いながら、中を確認すると、




案の定、まだ2頭も入っていました!




すでに3令に加齢していますが、餌不足か
そんなに大きくはありませんでした。2頭共メスの様ですね。

息子にとっては初のオオクワ採集の体験になりましたので、
かなり興奮気味でした(笑)


この子達は責任をもって家で羽化させ、
兄弟の何匹かは又ここに返しに来たいと思っています。

私も採集を楽しんでるクチですので、放虫は嫌ですが、
元居た場所に返す分には問題ないと考えます。


ヒラタは息子が友達に約束してた様なのでキープです。




2012年5月18日金曜日

樹液採集~下見でいきなり!?~

明日、子供と今期初の樹液採集に行く約束をしていたので、
仕事帰りに樹液の様子を見に行ってきました。

もうちょっと早い時間に行こうと思っていましたが、仕事が残業になり
現地に着く頃にはすっかり暗く21時頃でした。

そこは、冬に見付けたポイントで、“Aクラス” の樹液木が
林道から比較的近い場所にあり、シーズンになると真っ先に
確認したかったポイントです。

ライトを準備し、念のため針金、カメラも持って入っていきます。
真っ暗な広い空間は気持ち悪いですが、林の中に入るとそうでもなく、
逆にワクワクする気持ちの方が勝ってきました。(笑


程なく、目的の木に到着し、
まずは正面の程良い高さにあるメクレからチェックします・・・・

ぱっと見、樹液は出て無く、蜘蛛の巣やゴミが有り
まだまだかな?って感じですが、

よーく見ると、奥にじっとしている黒い虫の背中が・・・

んん?

マイマイ君ではなさそうです・・・

お尻をこちらに向けているので良く確認できませんが、
あまり大きくはなさそうなので、コクワかな?と思いながら小枝で刺激しますが、
残念ながらアゴは見えません・・・。

しかし、少しだけ横を向いた姿が、最初思っていたより大きく、
ヒラタかもしかしたらオオクワかも?と思い、一応掻き出してみる事にしました。


持ってきた針金を曲げホジホジ・・・・




しばらくして、再び少し横を向いた時、

わずかに見えたアゴは先端が分かれているような・・・・・

もしかするかも・・・・

慌ててカメラで撮影です(笑




メクレなんで奥が閉ざされており、こちらの勝利は確実なんですが、

必死で踏ん張ってるせいか、なかなか動いてくれません・・・・・。





約10分の格闘を楽しみながら傷つけぬよう慎重に寄せてみると・・・



おお!

ほんまにオオクワガタやわ!!

ちょっと小さいけど、ちゃんと大歯型っぽい!



今期いきなりの登場で、前回ほどではありませんが、それでもうれしいですね!

手にすると、ブリードの大型ばかりみてるせいか、ちっちゃくかわいい!

さすが、ワイルド越冬虫らしく、背中は小傷だらけ、アゴ先端はチビて丸くなっています。

おまけに裏はダニ・・・・


しばし撮影し、今回も虫カゴは無かったので、
またまた手に握りしめ、一応周辺の木もチェックしますが、
他はコクワすら入っていませんでした・・・。

これでオオクワ採れた時は、3度共 “会社帰りの様子見で” となりました。

私の場合、なんか軽い気持ちで行く方がツキがあるみたいです(笑



帰宅して計測すると、体長55mm程度の小型オスですが、
ギリギリ大歯型っぽく見えます。

55mm程度ですと中歯型が普通のようなので、“オオコクワ”かもと思い、
息子に見せましたが、オオクワに違いないような感じです。

元々小型の血統なのかも知れませんね。


これなら明日も期待できそうです!

2012年5月17日木曜日

採集幼虫その後②

採集幼虫のその後②

ご報告いたします。
まずは1/30 かつてのオオクワ激熱地区で採集したヒラタ容疑
(当時30%くらいオオクワと思っていた)の幼虫ですが・・・・・

わずかの望みもむなしく、やっぱりヒラタになりました。
メスの方はすでに羽化しています。
まあ、後にオオクワ確定幼虫みた時点でヒラタに間違いないとは思っていましたが・・・・。





続いて2/24採集のオオクワ確定幼虫!
メスが1頭羽化しました。

蛹が見えなくなり、死んで腐ったかと思い掘り出したら、
小豆色のかわいい彼女が隠れていました!

記念すべき我が家のオオクワ羽化第1号です。

家には購入した大型血統幼虫も居ますが、彼女の方が追い越した感じです。
(ちなみに購入幼虫の方は、一番大きな幼虫でも体重25gとまだまだ飼育技術は未熟です・・・・。
色々勉強したので、無事羽化させて、親戚の子供たちに、と思ってます。)




最後に3/17採集の90%ヒラタ容疑の大型幼虫。

先日蛹化しました。
結果は・・・・

やはりヒラタでした。

やっぱり今一度幼虫写真見ても、頭色薄いしアゴ曲がってますもんね・・・・。
少しの期待をもって菌糸ビンに入れてたので、ヒラタにとってはどうでしょう?
マットの方が大型化したんでしょうかね?
羽化したら55㍉~60㍉ってとこでしょうか・・・・

その他、最初の頃は幼虫埋め戻しを知らなかったので、
コクワと分かっててもすべて持ち帰ってたんですね。
その子達がコンテナの中で沢山羽化しています。

機会をみて元居た山に返しに行く予定です・・・。

2012年5月13日日曜日

これはスグレ物! ~菌糸プレスマシン~

今日はすばらしいマシンをご紹介します。
ashtaka様製菌糸プレスマシンです。
オオクワガタ飼育に欠かせない菌糸ビンを詰めるためのマシンです。
特に数多く詰める時は重宝します。

実はこれ、市販品でなく、
趣味でオオクワガタをブリードされているashtaka様が作ったものなんです!
説明書等まで添付されており、驚くほどの完成度だと思います。

6本のハンドルを持って回すと台の上部にあるアルミの円盤状プレス部が上下し、
菌糸オガを詰め込む仕組みになっています。

先日8ブロック、昨日10ブロック一気に詰めましたが、非常に楽ちんでした!
ギア比?(でいいんでしょうか?)がちょうど良く、ハンドル回転量と
プレス部のストロークのバランスは最高です。
それと6本ハンドルはかなり効いていると思います。

思った通りに操作する事ができ、まさに “快感!”

予想以上の快適さに詰めながら一人興奮していました!
(家族は何の事か分かってないようですが・・・)

強度的にも申し分無く、この仕上がり具合は感動ですね!

詰める作業より、ビンの消毒、ブロック崩しの方が手間だし、
実際時間も掛かってしまっていました・・・(笑

8ブロック詰めた際に、台座のラワン合板の表面がささくれ立ってきたので、
ステンレスt=0.8mm の板を貼ってみたところ、板はへこむ事無く、大丈夫そうでした。

又、コンテナボックスに乗せて作業する際、底がフラットだとズレるので、
底板にズレ止めベニヤをビス止めして使っています。
(塗装は好みで塗っちゃいました・・・・)

そういえばこの台座寸法もちょうどいいんですよね・・・・。

Ver.2を製作されるようですが、私が使った限りでは改善点は見当たりませんでした。

2012年5月7日月曜日

やっと会えた! ~オオクワの赤ちゃん~

今日、我慢できず、産卵木を一部割り出してみました。
見た目は結構激しく削っています。
能勢Aライン期待のペアですが、どうでしょう?

昨年秋に使用済みメスで産卵実習してみましたが、
産卵材を乾燥させすぎて失敗していますのでドキドキです・・・。

山で拾ってきたカワラが付いた枝材でちょっと柔らかめです。
材割りの削るって感じでなく、まさに割っていくって感じでしょうか・・・

しばらくして、卵発見!
そして大きく割った割れ目からは・・・・ついに



幼虫発見!

初体験のブリード幼虫割り出し・・・

なんてうれしいんでしょう!

記念すべき初割り出し幼虫は能勢A-1番で管理します!

ブリードのサイクルで“割り出しが一番楽しい作業”って
皆さんがおっしゃってるのがよく分かりました。

続いて数頭割り出し、他のラインも能勢Cライン以外はかなり取れました。

卵もいくつかあったので、遅れてセットしたもう1本の産卵木はしばらく置いておきます。

2012年5月6日日曜日

G.W. 帰省先でも・・・

連休中は高知の実家に帰ってましたが、そこでも息子とその従兄弟を連れて
クワガタ採集に行ってきました。

高知は植林が多く、あまりクワガタムシは多くはありません。
今の時期、コクワ、ヒラタの越冬虫でしょうか・・・。

少なくとも、実家周辺ではオオクワガタなど聞いた事なく、恐らく居ないと思われます。
去年逃がした香川産ワイルドは、嫁さん居なくてコクワと結ばれているのかな・・・?
なんて・・・

少し山奥のポイントに着き、メクレをチェックしていきますが、
まだ早いようで、全く気配がありません・・・・。


子供達も飽きてきたようなので、材割りを教えてやると、

従兄弟の子がいきなりコクワ♀成虫をGET

ビギナーズラックでしょうか・・・。

あんまり虫が居ないと、コクワでもオオクワの様に嬉しいですね。へへ




帰りにやっとメクレの中に♂成虫発見!!(ピンボケですが・・・)


取り出すと・・・


コクワです!

子供達大喜びで、ジャンケンで持ち帰り権利を競ってました・・・。
オオクワ居なくても採集って楽しいですね。
久しぶりに穴に居る成虫の姿を見て、なんてきれいなシーンなんだろうって・・・
なんかホッとした気分になりました。

家でも再現したいなあ・・・なんて(笑)


翌日、一人で良さそうな場所を探索し、良い型のヒラタ幼虫を持ち帰りました。
子供の頃いつも遊んでいた山ですが、まじまじと植生を観察した事がなかったので、
香川とは違ったいろんな発見があり楽しめました!


ただ・・・・・ 
ダニが非常に多かったー(泣