2012年11月26日月曜日

美形! 能勢YG871血統


ブリードしてる方ならご存じ、現ギネス作出者のワイドカウさんの血統

  “能勢YG871血統”

美肌ですらっとした美形ぞろいなので、ずっと憧れてたんですが、

初夏のある日我慢できず、ついに

“ポチッ”

オーダーメール送ってました。

先日うちに届いたオオクワガタがそれなんですが、予想以上にきれいな個体で、嬉しくて

写真撮りまくってしまいました。(笑



能勢YG871ギネス同腹 ♂82.5mm




ディンプルのない美肌に細身のボディ、長い大顎は871血統の特徴が良く出ています。

詳しい方ならお分かりかも知れませんが、父親の82.0mmにもよく似てるように感じます。

こんな個体羽化させてみたいなー ・・・





サイズは82.5mmありますが、スラッとしてるので今年使ったエバクワさんの81.0mmの方が
大きく感じるくらいです。

YG血統は太いのばかりかなと思ってましたが、ちょっと驚きですね。

いつも採集している綾川のワイルドを大きくしたような感じで、ほんとバランスがとれています。

譲って頂いたワイドカウさんには感謝の気持ちで一杯です。







 



この個体は、この年のオスの中で唯一、2本目から3本目で体重を落としています。

これは様々な捉え方があると思いますが、私は良い方に解釈して来期に期待しています。

まあ、少なくとも他の兄弟と違った経緯をたどってるというだけでも、なんだか楽しみです。(笑


同腹♀52.8mm


能勢YG871ギネス同腹 ♂82.5mm    ♀52.8mm




もう、これで来期の事で頭一杯なんですが、土曜日に能勢の幼虫の餌交換ほぼ完了しまして、

Dラインで1頭 何と36gってのが出ました!

間違いじゃないかと何回も量りましたが間違いありませんでした。

水太りの様な気がしますが、36g幼虫の実物が拝めただけでも良しとします。


Dラインは頭幅13mmオーバーは1頭も居ないんですけど、体重は30gオーバーが多く、

良いのか悪いのか判断は微妙な感じです。

不全連発でなければ良いんですけど・・・・。

祈るだけです。

能勢Dライン 7番幼虫 頭幅12.9mm
27.5g→36.0g



それと、皆さんメスビンの交換暴れ無しの場合、3本目無しにしてるんでしょうか?
ちょっと悩んでます・・・・。

綾川の交換終わったら管理表更新したいと思います。









2012年11月20日火曜日

シーズン初の冬期採集へ

先日、人工蛹室へ移した幼虫ですが、2日後の朝見てみると、
真っ白な蛹に無事変身していました!

良かったです・・・

いやぁ 意外と前蛹状態でも強いんですねー。
掘る前も、ボトル揺すったりしてたんですけど・・・・



あとは無事羽化してくれるのを祈るだけです。




さて、日曜日は午前中に時間が取れたので、今シーズン初の冬期採集と、
来年の樹液の下見に行ってきました。

綾川町以外でのポイント探しです。

最初の場所は、なかなかの雰囲気でご覧の通り、高い部分に樹液痕があります。




少ない経験の中でも分かった事は、オオクワガタは高い位置の樹液場を好むという事です。

 もしこの辺にオオクワが生息していれば、かなり有力なポイントになりそうです。

写真手前に写っている半倒木なんかには、産卵しててもおかしくなさそうな感じがしますね。
残念ながら、ここでは材割りできそうな朽木は見つからず、この場所を後にしましたが、
夏にチャレンジしてみたい場所でした。

ただ、木登り技術は未熟ゆえアタックできるかどうか自信ないですけど・・・・(笑



次のポイントは、池の近くの道路際の林です。

もちろん有名な場所でないので、人が入った形跡は全くないのですが、
不思議と良材はありません。
ドングリ系の大木はたくさんありますが、樹液痕も少ないかな・・・・

唯一、ドングリ系の木でもエノキでもない怪しい倒木があったので、確認してみると、
一投目からクワガタの食痕が出ました!

んん?

追っていくと少しずつ太くなり・・・


かなり怪しげな太さになってきました!








久しぶりのドキドキ感ですねー





枝の部分から入って太い幹の方へ伸びています。


ですが、そのうち直径1mはあろうかという太い幹の芯の方に伸びて行き、
追うのは大変な事になりそうだったので、残念ながらここで止めました。

よく観察すると、食痕がスカスカで繊維方向もややバラバラ・・・
糞も混じっておりコクワの可能性が高い感じです。

オオクワガタの場合、このような柔らかい材でももう少し詰まっており、繊維方向も進行方向とは
逆に曲げられ、編み込まれているような状態になる様な気がします。

結局このポイントもこの1本のみですぐ引き上げ、午後には菌糸詰めと、虫荷物の受け取りが
あるので、帰る事にしました。

ちょっと短かかったですが、シーズン初なのでこのくらいがちょうど良いかもしれません。

気温低く、蜘蛛の巣も無くなり快適な山歩きでした。





そう、虫の方は非常にきれいな個体が届きましたので、後日撮影し、アップしたいと思います。

もちろんオオクワガタです(笑








2012年11月17日土曜日

初めての人工蛹室

来期使用するため、大きなメスを何頭か加温していましたが、

全く外から食痕が見えず、菌糸も乾燥して★になったかな?

って思っていたボトルがありました。

能勢Aラインの3番幼虫 17gってやつですが、

ついに我慢できず今日掘ってみたところ、

なんと、まだしっかり生きてました!(驚

・・・でも、もう前蛹の状態です・・・・(汗

そのまま置いておくか悩みましたが、蛹室に菌糸カスが入り、

あまり良い状態ではなさそうなので、思い切って人工蛹室に移しました。

人工蛹室使うのは初めてで、しかも一番デリケートな前蛹の状態なんですけど・・・・

大丈夫でしょうか??? 

かなり刺激を与えたし、水分の具合なんかも自信無いです・・・・

んんー心配ですね・・・・

ここ数日は目が離せません。
(と言っても何にもできないでしょうが・・・)




他の幼虫たちは、先週から徐々に3本目に交換始めています。

今のところ最も重いのは、能勢Dラインの5番幼虫で、34.5g!

うちにしては驚きの大きさですが、ご覧のとおりかなりの肥満体型・・・(笑



頭幅から考えてもちょっと太りすぎで、羽化は厳しい感じでしょうか・・・。







私が一番注目している初割り出しの個体、能勢Aラインの1番幼虫ですが、

こちらは33.5gと順調に体重を伸ばしており、見た目も長さが感じられ良い感じです。



頭幅13.6mmあり体重とのバランスも取れており、うちの期待の星です。

こちらは何とか完品羽化して欲しいものです。






あと注目は、1本目マットで飼育した割に頭幅の大きかった能勢Bラインの15番幼虫ですが、

予想通り体重を乗せてきています。

2本目18.5g→3本目31.0gと、何と12.5gも太っており、しかもまだ白っぽかったので、

もう少し大きくなりそうな感じさえしており、期待できそうでした。



能勢は暴れていなければ概ね30g前後あり、過密飼育の割には順調に推移しているようで

今のところ一安心です。