2013年8月18日日曜日

お盆休み&一部ボトル交換

今年は長い盆休みをもらったのですが、とうとう今日で終了です。
明日から仕事頑張らねば・・・・

休み前半には、今年初めて親子で樹液採集に出掛けました。
初めて綾川町に採集に出掛けた時入った、思い出のクヌギ林だったのですが、
残念、あまり虫は居ませんね・・・

きれいな色のカナブン


2年前は大型のヒラタやノコがたくさん居たんですけど、やはり今年は少ないですね・・・

若いクヌギ林



挙げ句に

“痛たっ! 痛たたー!”

採集始めてすぐ、後ろで息子の叫び声が・・・

知らぬ間に、藪の中のキイロスズメバチの巣を刺激した様で、下半身4ヶ所程やられてました。
すっかり戦意喪失で、この日は1時間足らずで早々に退散でした(笑



お盆は恒例の帰省で、甥っ子たちと高知の海山で遊んできたのですが、
んーやはり、うちの家系は狩猟系が好きなようで・・・・

手長エビ 採ったどー!
良い飛び込み岩を発見!
何でも焼いてみます・・・

じいちゃんとカニ捕り
オヤジと貝掘り&魚捕り


こんなふうにエビやハマグリ、カニや魚捕っては喜んでいました。



もちろん高知の森にもクワガタ採集に行きましたが、香川ほど虫は濃くないです。
四国南部は植林ばかりで雑木林が少な過ぎですね。
内陸部は80%~90%くらい植林です。

沿岸部には雑木林が残っていますが、植生は風当たりが強く高木が育たないところは、
備長炭の原木ウバメガシが占めており、少し入ると今度は椎の木ばかりになります。
椎の実はドングリそっくりですが、幹から樹液が出てるのは見た事ありませんし、冬も葉が落ちません。
おそらくクワガタを育てる木では無いように思います。
実は食べると美味しいんですけどね・・・。

そんな様子なので、ほんの僅かに残るコナラの樹液木か、椎茸用の植林クヌギ帯にしか望みは無いのです・・・。
案外香川の山の方が豊かなんですねー

なるほど、香川はイノシシ多いのも納得です。(笑

植林のクヌギ林は、手入れされており軽装でも問題ないので、安心して入れます。

小さな子には最適の採集場所です。


ヒラタやノコ、ミヤマなど、多くは居ませんが、それなりに採集を楽しんでいました。

大型のヒラタの取り出しは大騒ぎです!

大型ヒラタ発見!


ヒラタ取り出し中!


 

天候にも恵まれ、夏休みの良い思い出になってくれたと思います。





最後に写真はありませんが、ちょっぴりオオクワブリードの話題を・・・

今期は多くの方に幼虫を引き取っていただき、数名から血統などの問い合わせを頂きました。
なので、分かりやすくするため、他の方の系統図を参考に今期のラインを別ページに整理してみました。
かなりシンプルですが、不明な点や誤りがありましたらご連絡戴ければ幸いです。


幼虫の状況は、今季初導入のエアコンの温度設定がうまくいかず苦戦中です。
当初の様に温度差6℃といった事はなくなりましたが、何とか3℃くらいに納められるようになってきました。
その影響か、菌糸が早くも劣化したものが出たり、一部500ccに入れてた幼虫もありましたので、少しずつ
餌交換を始めてます。



だいたい投入後2ヶ月前後経過しましたが、3令初期といったところでしょうか・・・
体重はYGオスで25g前後、メスで15g前後が多かったようです。

オスはA3、A4、A5、A6ラインから8頭交換しましたが、何と、全て頭幅が13mmオーバーで
まだ体が小さい事もあり、頭の大きさが際立ち、圧倒的な迫力が感じられました!

メスはA1、A3、A4、A5、A6、B1ラインから16頭交換し、1頭だけ頭幅10.9mmが居ましたが、
他全て11mmオーバー、中には12mm近いのも居まして、ちょっとビックリです!
メスは去年より平均で0.8mmくらい大きいような気がします・・・・。

どうやら頭幅だけは順調なようです(笑



A3、A4、A5、B1は頭幅が大きくなるラインなので予想通りですが、A1、A6も同じく大きかったので、
やはり871ギネスの血♂82.5mmが効いているのかも知れません。

頭幅は羽化サイズに比例する訳ではありませんが、体重同様あるに越した事はないので
ちょっと期待してしまいます。
室温の不安定さがどう影響するか心配ですけど、良形で無事羽化して欲しいものです・・・・



又、今回メスが多かったのですが、
どうやら産卵初期の幼虫はメスが多くなるといった説があるようですね。
現在交換中の個体は、ほとんど産卵初期の幼虫ですが、やはりメスの割合はオスの倍になっており、
うちでもその説を裏付ける結果となっております。
やはり本当なんでしょうか・・・・?



綾川ラインもオス1頭交換しましたが、頭幅はYGメスの最小サイズと同じ10.9mmでした。
まあ、ワイルドからのF1なので、仕方ないですが、
同じオオクワガタでこんなにも違うとはちょっと驚きです!

YG血統は、もう別の種類と呼べるくらい進化してるなって事を実感せずにはいられませんでした。
更に“パワーブリード”全盛で、もっと勢いが増してる感もありますので、大きさの面では、ワイルドから
追いつく事はおそらく不可能でしょう。
綾川産は“形”にも拘って累代していこうかと、改めて感じさせられました・・・・。