2007年11月25日日曜日

サルナシ収穫


庭のサルナシとザクロが熟してきたので、収穫した。
サルナシは新品種だけに大変美味!
昔山で食べたのより格段に味が濃い!

糖度・酸味共高く、キウイのヘイワードを濃縮した感じ・・・
おまけに、キウイと違い包丁で皮をむく必要が無いので食べやすい!
かなり満足したので、実家に植えようと挿し木の準備中・・・

ザクロはカリフォルニアっていう品種で割れないらしい・・・
いつ食べ頃かわかりにくいけど、
とりあえず真っ赤になって久しいので採って割ってみた。

ルビーのような色艶の粒で、ちょうどいい感じ。
こちらも味は上々!種が気になるが・・・
この品種は日本のより木が大きくなりそうな感じだ。
樹勢が強く、我が家の狭い庭にはちょっと持て余しそう・・・

そういえば、そろそろ今のうちに
将来残す木と処分する木を選定せねば!
何しろ、珍しい果樹とか通販で買って植えまくってるもんで・・・・

2007年11月7日水曜日

甘栗のはなし

小学校4年生頃の話である。

その頃の夢(?)の一つに“天津甘栗を腹一杯食べたい!”
っていうのがあった。

その頃は今の様にスーパーで安売りされてる訳でもなく、
年に数回の祭りの日に露店でお目に掛かる程度で、
しかも子供にとってはかなり高価な食べ物だった。
当然小遣いで買える筈は無く、親に買ってもらって、
兄妹で奪い合って食べたものである。

そこで、何とか腹一杯食べる為に、
何とか自分で作れないものかと考え始めた・・・・。

まず、材料の栗は裏山に行けばいくらでも転がっている。
しかも、大きさも同じぐらいだ!
でも、あの甘みはどうしてるんだろう???
焼いてるところを思い出すと黒っぽいネバついた砂の中に入って
かき回されていたような・・・・
そうだ!あのネバネバが甘みの秘密に違いない!

そう考えた俺は学校の砂場から砂を調達し、水洗い後砂糖を混ぜた。
あの茶色い色は醤油に違いないと考え、さらに醤油を加える・・・。

おおー!結構いけてる!これで正解かも??
問題は、鍋にこの砂を入れて煎ってるのを家族が見たら何て言うか?
多分、出来る訳無い!とか、
母親なんかは、鍋が傷む!とか言うに決まっている。
んんー、これはとにかく成功するまでは内密に進めよう・・・・。

数日後、家族が留守の時を見計らって、再度チャレンジ!
鍋に砂糖醤油砂を投入し火を入れる。
すると砂に粘りが出てきて、こんがり香ばしい匂い・・・・

よっしゃー!間違いない!

この時点で成功をほぼ確信し、栗を投入!
しばらくかき混ぜると栗の色はまさに天津甘栗そのもの!
心は躍り、顔もニヤニヤ(恐らく)・・・
そろそろ食べられるかな?? とのぞき込んだその時だった!

バーン!

栗の破片と熱々の砂粒がはじけ飛んだ!
アチチー!
砂が顔面に襲いかかる!
必死で落とすも、粘性が出た砂は簡単には落ちない・・

ようやく払い落とすも、上まぶたにへばり付いた大きい砂粒の
跡は赤くヒリヒリ痛む。
ちくしょう!
この時、やっと“さるかに合戦”の話を思い出し、
自分の馬鹿さ加減に気付いた。
“なんてこったー”

でも味は間違ってないかも?とはじけた栗を食べるも、
当然、ただの栗・・・・トホホ。

あとは、この実験が家族にバレぬように、必死で隠蔽工作!
台所を掃除し、砂・栗処分、鍋洗いと完璧に隠した。

が、結局まぶたの上の火傷を問いつめられ、白状し、
当然の様に妹にまで笑われた。
傷はその後10年くらい消えず、
時々見られては笑いネタになる羽目に・・・ガックリ!





天津甘栗は、栗自体の糖度が日本の栗とは全然違う事を
最近知ったばかりで、
その時このエピソードをふと思い出しました。
ただ、前のコメントでも紹介しましたが、天津甘栗をも超える
国産の新品種が出たとの事で、これは去年食べましたが、
本当に甘く驚きました。しかも、年3回収穫できるとの事!
品種改良ってすごい!

農産物の品種改良ってどんどん進んでるようで、果物でも次々
新しい品種が出ている・・・

でも時々、昔の酸っぱい果物も食べたくなったりしません??