2007年3月5日月曜日

アサリ採り

日曜日 この時期あり得ない様なポカポカ陽気と潮の良さにつられ、子供とアサリ採りに出掛けた。
一昨年は台風の土砂であまり取れなかったので、少し心配だったが、
今年は数だけは結構採れた。
しかし大きさはしじみの様に小さいのばかり、リリースすると収穫ゼロになりそうだったので、
そこそこに確保し退散。身入りはもう一つだったが、何とか家族の二食分くらいは調達でき、
妻も満足してくれた。
子供の頃からアサリ採りは宝探しの様で大好きだったが、
よく似るもので、子供たちもまだ冷たい中、夢中でずぶ濡れになって楽しんでいた。
又、車エビやワタリガニの子供が沢山いて、まだまだこの辺の海も捨てたもんじゃないって
再認識し、なんだか安心し帰った一日だった。

思えば、今仕事に来てる西条市は清流加茂川の上流にダムを造って以来、予想外に沿岸の
漁獲は激減し、四国ではかなり海産物の資源の少ない地区になってしまった。
詳しい因果関係分からないが、有明海の問題のように、自然は長い年月かけて作った絶妙な
バランスの上に成り立っている訳で、人間ごときが作るたいしたものでないと思ってるものでも
取り返しのつかないダメージを与えることになる。

私の故郷にも核のゴミを処理する施設の話が出ており、決まってるわけでもないが、
予想できない影響を懸念している。
少なくとも、町の主産業である漁業、農業への風評被害は免れないであろう。
最終的に施設ができるのは反対だが、少なくともこの騒動により町民が危機感を持ち、町の
財政健全化の道を真剣に考える一つのきっかけにはなるとは感じている。

日本全体平和ボケで政治に無関心。やはり人間尻に火がつかなきゃ真剣にならないものか。