2012年12月16日日曜日

オオクワガタ♀羽化の観察

加温している大型の♀のうち、能勢Dラインで、20g 頭幅11.3mmという大きなのがいたんですが、
先日ついに蛹になりました。
何せ、ワイルドなら大型♂のサイズですから、♂の間違いじゃないかと心配していましたが・・・・
ちゃんと♀でした。

良かったです(笑


能勢は順調に蛹になっていますが、綾川は皆しぶとく幼虫やっています・・・。
失敗かも・・・?
意外と早期羽化難しいですね・・・。




人工蛹室に移し、11月19日に蛹になった能勢A-3番幼虫ですが、先日木曜日、
蛹になってちょうど24日後に無事羽化しました。

ちょうど夜の9時くらいでしたので、その様子を観察する事ができました。
初めての羽化シーンなので、感心しながら写真撮ってました(笑
ベテランの方は見慣れたシーンでしょうが、いくつかアップしてみます。

羽化7日前の様子 全体に茶色が濃くなり、目が分かるようになっています。
この頃は仰向けの状態の事が多かったです。
 


羽化1日前 茶色になってうつ伏せ状態です。

羽化開始 PM9:00頃 足をいくつか抜きはじめ、背中に亀裂ができはじめました。

背中の亀裂がだんだん大きくなり、体をうねらせて皮を脱ぎはじめます。

かなり脱げました。ここまでは30分くらいでした。


ほとんど脱げました。この後驚いた事に蛹室の下の方へ皮を置きにバックしてくるんです!


脱いだ皮を蛹室の一番下へ置いた後、又前方へ移動して、中羽根を伸ばしています。
頭はまだ下向いたままです。ここで約1時間経過です。
 
やがて仰向けになり、頭と足に残った皮をはがしています。




翌朝は羽がうっすらと茶色くなっていました。
横幅のある♀です。

 おもしろかったのは、脱いだ皮を隅っこに捨てた後、中羽を伸ばしていた事ですね。
これを見ると、全長の1.5~2倍の大きさの蛹室があった方が良い事が分かります。

又、頭の部分があんなにも折れており、最後に抜いているのも意外でした。

今度は♂も観察してみたいと思います。






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