2011年8月16日火曜日

本当に居た!~香川産オオクワガタ採集記~

先日の採集以来“オオクワ採りたい病”にかかったようです・・・・ハハハ

我慢できなくなり昼間2回採集に行きましたが、そんなに簡単には採れず・・・。

そこでさらに勉強し、夜の樹液採集がよさそうなので、
先日昼間探しておいた樹液ポイントに息子と夜採集に行こうと考えました。

しかし、そのポイントは山の尾根伝いに点在しており、麓からのルートが
急坂の獣道くらいしか無く、夜は分かりにくい感じなので、もっとわかりやすいルートを
切り開いておこうと考え、8/9夕方仕事帰りに寄ってみました。
夕闇の中麓沿いを歩き、登りよさそうな場所を決め枝払いしルートを作成していきます。

登り始めてすぐの所で根廻りに樹液の出ている木があったので、ついでに覗いてみると、
良さそうなめくれですが残念ながらコクワ、ヒラタのみ・・・・。

まあ、そんなもんです。


でも、たいがい樹液木は集まってるので、付近も注意深く観察すると、
少し登ったところにかなりいい感じの木を発見!
今まででも1・2を争うほど雰囲気があります。

根回りにめくれがあり、高さ3m位の所で折れており、そこからも樹液が浸みだし
巨大なめくれがあります。
しかも周辺の藪の状況から今シーズンはまだ人が来た様子はありません・・・。

よーし! 


少し期待してチェックしていきます。
でも下部はやっぱりノコやコクワ・・・・・・・・

まあ、そんなもんです。


しかし虫相当多く付いていたので期待をこめて上のめくれにライトを当ててみると、
めくれの奥に大きめの黒い個体がみえました。
どうせ又ヒラタだろうなと思い、
今度息子と来たときに採ろうかなと考え、ライトを逸らそうとした時、

視野の片隅にさっきの個体が動く姿が見えました。

あまり見た事無い素早い動きが印象的で、ちょっと気になりつつ、、

帰ろうとしながら・・・・・



“オオクワって用心深く隠れるのも素早くなかなか姿を現さないんだよな・・・”


って教科書で習った事を思い浮かべ、


“んん、もしかしたら???”


ほんの少しの期待を無理矢理作り出し?

やっぱり確認することにしました。

ヘッドランプを装着し、 いざ!

今日作ったばっかりのチーズフォンデュフォーク改造掻き出し棒を持って木に登りました。

手の届く所まで来るとそっとヘッドランプを点灯し掻き出し棒を用意します。
準備が整った所でいよいよライトをそのめくれ部分に当てます。
やはり大きな黒い甲虫が奥に見えましたが、ヒラタかオオかは確認できません。
相変わらず動きは素早く、めくれから木の折れた箇所の隙間に逃げ込もうとしています!

ヤバイ!

とっさに進行方向に掻き出し棒を入れ阻止しました。

めくれの方は奥が行き止まりになってるので、そちらに追い込み掻き出し開始です。
虫はしばらくがんばってましたが、ついに力尽き棒で掻き出され、木の下に落下!

その時一瞬目の前を落下する虫の顎が見え、先端が枝分かれしていたように見えました。

“おい!やったか?”

急いで木から下り、落ちた辺りを探ると・・・・

先端が鹿のの角のように枝分かれしたピカピカの雄成虫が現れたんです!!!


間違いない!


やったー!

山で一人叫んでしまいました・・・・

いやー本当にオオクワガタ居るんだなーって

山で本物を手にすると信じられない気分です!

なんだかまだまだ採れそうな気がしてきて、息子のために残しておいた
尾根のポイントもチェックしてみる事にしてみました。

そこは樹液木が密集しており、どれも人が入っている様子は無く期待たっぷりで登っていきました。
ポイントに到着し、1本1本確認していきますが・・・・・


本命は居ません・・・


やっぱりそんなもんです。


一通り確認し、あきらめた後、下山しようとしますが、昼間と違ってルートがわかりにくい!

道が無い場所なので、谷と尾根でルートを把握してたんですが、
ヘッドランプの光では局所過ぎて、高低差が把握しずらく、
微妙な谷尾根がホント分かりづらい!!(と必死に言い分け・・・・・)


さっき採ったオオクワも虫かごが無く、猛暑の中汗だくの手に握りしめたままなので、
かなり弱ってきました。
虫も自分も休めながら少しずつ可能性のあるルートを消して行き、
結局2時間迷い無事下山することができました・・・・ふう。

虫も何とか無事です。
車に戻り、スーパーの袋に虫を入れ、帰る途中に帰還の安堵と
オオクワゲットの喜びが混ざって大興奮!
ちょっと乱暴な(?)運転で戻ってきました。


いやほんと香川にオオクワガタいるんですねえ・・・


で終わりたかったのですが・・・・・・

実は、8/12から高知に帰省しまして、
13日の夜・・・・
脱走されました!!!

ガーン! 大ショック!

一番安いプラケースで蓋がスライドするタイプだったんですが、
パチッと閉まりきってなかったみたい。

実家は昭和初期の建物で夜は至る所開けっ放しで寝てますもんで・・・・
朝親戚一同必死で探しますが、どうやら逃走後の様でした…。
高知で香川産野生化か???
しばらく立ち直れない・・・・・。
リベンジに香川の山に再チャレンジか? って感じです。

そんなわけで、写真は採集直後に家で撮ったビデオのキャプ画です。
63mmありました!




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