2015年1月12日月曜日

久しぶりに採集に行ってきました。

良い種親を採集した満足感と、忙しさのあまり少し遠ざかっていた“オオクワ採集”

新年早々、遠方からのお客様に誘われ、張り切って3箇所もポイントを用意して出かけましたが、
当日はノロウイルスにやられ発熱と嘔吐下痢・・・

頑張って案内しましたが、最初のポイントでグロッキーになり、早々に私だけ
退散してしまいました。

その後、お客様は念願だったオオクワ初採集を達成されたとのことで、
その瞬間に立会えなかったのが心残りです・・・・



そんな中途半端な出陣から1週間、夢中になってた頃を思い出し、
本日仕切り直しの採集に行ってきました。

朝一で仕事を片付け、気になっていたポイントへ・・・
林の雰囲気は抜群で2時間ほど歩きましたが、良い状態の朽木はなく、
ほとんど斧を使うことなくお昼となりました。

途中地主の方とお話しましたが、最近はイノシシが多く、奴らは虫の幼虫も食べてしまう
らしいです。
やはり、以前からカブトの幼虫を漁ったような跡は奴らの仕業だったようですね。
さすがにオオクワの幼虫は無理でしょうけど・・・


久しぶりの山歩きで、膝も痛み出し、もう十分満足したため山を降り、
いつも楽しみにしているそば屋さんで昼食とりました。
ここは私の“採集時の定番”なんですが、関東風の出汁で懐かしい味です。
(香川のそばは、うどんと同じ出汁の場合が結構多かったりします・・・・)



家に帰る途中、時間の余裕があったので、いつも気になっていた林に立ち寄ってみました。

道路脇で目立つ場所なので、当然人が入っているだろうと敬遠していた場所ですが、
意外な事に入った形跡は見当たりません。

登ってすぐの尾根付近に、手付かず朽木を3本発見しました。


1本目
2本目
3本目



1本目はカチカチ、2本目は最高の状態でしたがコクワマンション。

3本目はグズグズ、芯 カチカチ・・・・・

諦めて上がろうと、最後3本目の根っこ付近に斧を一閃した時、



まさかの食痕出現!

中央付近に幼虫
根っ子の部分です。




よく見ると大きめの幼虫も覗いています。




これはコクワの大きさではありません。

ヒラタかノコかオオクワか???

ドキドキで取り出した結果・・・・・



どうでしょう?

能勢のでかい頭ばかり見ていたので、ピンと来ませんでしたが、
なかなかの美男子じゃないですか?

頭幅11.5mm 体重10.7g 3令初期の立派なオスでした。
ペアにしたいとメスを探すため、残りの食痕を追っていくと、


やがて大きな幼虫が顔を出しました。



おお!でかい!

興奮したのも束の間、何やら頭の横の班が大きい・・・・











そうです。カブトちゃんでした(笑

結局このあと追加はありませんでしたが、十分楽しめたシーズン初採集でした。










午後は家に帰って昨年採ったオス大歯の蛹室標本の仕上げです。


1年かけて乾燥させましたので、掃除してウレタンクリアースプレーで表面保護を施します。

何度もスプレーし、塗膜を厚く仕上げる予定です。


1回塗り完了

1回目完了。まだ乾いてないので光っていますが、つや消しの方が自然に仕上がります。

完成すると、実際入っていた大歯の標本を入れる予定です。

私以外には、ほんとガラクタでしょうけど、実は結構気に入ってるんですよ(笑

こちらは3回塗り完了

2014年12月23日火曜日

メスの補強

ブリードの方はそろそろ3本目交換をスタートさせています。
香川産は29gオーバーが出ましたし、能勢も昨年より好調そうなので、
自己記録40.5gは超えてくるのが出そうな雰囲気があります。
来年早々の交換が楽しみになってきました。

3本目の菌糸は、いつものエクシードさんの他に三階松さんも試す予定ですので、
苦手の3本目管理もリスク分散できそうです。

又、詰め方も少し変えてみました。
持ちとは直接関係ないですが、幼虫が外側から潜って、中心付近に落ち着いてくれないかと
穴を外側に開けてみました。


ほんの“おまじない”程度かも知れませんが・・・(笑





表題の件、もうだいぶ経ってしまいましたが、今期も少し成虫の補強をしています。

うちは、ほぼ全て871同腹直仔なので、今後の組み合わせの為には必須ですね。
虫は冬眠中なので、ラベルだけですが、
GULLさんから大ヒットライン6番のメスを購入しました。





又、仲良くさせていただいているanchorageakさんからとんでもないメスを譲っていただきました。


2013年Iラインメスで、同腹では何と86.8mmが出ており、来期使用できる唯一のメスとの事です。
貴重な1頭がうちに来た事になり、来期幼虫採りはプレッシャーがかかりますね(笑

お二方とも融通していただき、どうもありがとうございました。





それと、先月こんなのを試しました。



ご存じの方も多いとは思いますが、ミタニのダニ退散です。
いくつかのケースにダニが居たので、評判が良かったこれを早速購入し試してみました。

針葉樹マットにこれを少量入れておいたところ、何と数日で全く見えなくなりました!
1週間置くとまず間違いなく撃退できると思われます。

使用方法に記載されていた量よりかなり少なめに入れたのですが、効果抜群でした。
あまり効くので、虫への影響が無いか心配になってしまう程です。
予防の意味で現在でも少し入れてますが、今の所、幸いにも皆元気にしています。
でも、メスなんかは産卵に影響が出るのではと、ちょっと心配ですね。

マイナスポイントは正露丸の様な匂いが結構キツイ事です。
慣れるまではつらいと思います。
(注意書きには使用中の容器は屋外に置くようと書かれています・・・・)



虫とは全く関係ありませんが、半年でこんなに大きくなりました。↓
イブイブなので“はるサンタ”になってます。
ペット、飼うとかわいいもんですねー
すっかり親バカになってます(笑

クワガタもペットと言えばペットですが・・・・(笑






2014年11月2日日曜日

幼虫の経過・・・早期羽化多発かな??・・



オオクワ幼虫の2本目交換も概ね終わり、何とか余裕が出来てきました。

かなり飼育数を増やしたのと、仕事が忙しくなったののダブルパンチで余裕時間は
ほぼクワガタ作業をしてるような日々が続いており、家族は相当あきれております・・・
来期は少し減らしたいです(笑

今期は狭い飼育スペースにボトルを詰め込んだせいで、メスの自然早期羽化が多そうです・・・・
棚の上部、温度が高い場所に過密状態にしていますので、菌糸の熱がこもっているんでしょうね。

こんな感じですから・・・


まあ、一帖ちょっとの空間で300頭くらいいますからねー
ある程度は覚悟しておきます。

もう10月に羽化している個体もチラホラ・・・・・(汗
早い割に、固まっても53mm以上はありそうなので、来期の種親に使えそうですからまだ良いですが・・


経過の方は能勢・香川産共、結構期待できそうです!

今期は香川産のラインを増やし力を入れているのですが、
香川産の自己最高体重を更新しました!

しかもそのラインは、最も気に入っている美形オスF0: 68.5mmと
同じ日に採集した大型メスF0: 47.6mmからで、なんと28gUPです。
オス親:綾川町産 F0 68.5mm

この個体は大変楽しみです。

昨年の羽化個体では、あまりバランスが良くなかったので、30gまでは欲張りません。
良い形状で無事に羽化して欲しいですねー




能勢産の方も、種親サイズの割に健闘していると言えます!

全体の印象としては、昨年と同様でなかなか好調でした。
なぜかメスの体重が重いですが、良い材料ととらえる事にしています。

有名ブリーダーさんのような大当たりラインは出ませんが、
2本目交換時の最大体重は昨年より良かったので、正直ちょっと安心しました。





C4ライン ♂82.1(A9-10)×♀52.2(13SG28-5)


C6ライン ♂82.1(A9-10 )×♀52.5(A4-1)


今回ちょっと驚いたのは、500ccボトルに初令初期で投入した幼虫が、2ヶ月と一週で何と34.4g
にもなっていた事です。
他にも31.7gってのもいました。

さすがに、これらの大型幼虫になると500ccではきつそうで、ボトル表面の薄い菌糸皮をめくると
いきなり居食い部屋で、中央にドカンと幼虫が居座っており、幼虫だけでボトル容量半分くらいは
占めてるんじゃないかと感じるくらいです。
そんな様子ですから、当然大きく感じ、40g行ったんじゃないかと少し期待してしまいました(笑

500ccは昨年から一部使用していますが、単にうちのボトル事情からで、交換回数も増えますし、
あまりお勧めはしません。

成長についてはあまり違いを感じていませんが、オスの場合、今回のように長く引っ張るのは良くない
と思います。
もう少し早めに交換してやるべきでした。


その他では、まだ体重は乗っていませんが、8月投入したラインは結構頭が大きく、若かったので、
後半組も3本目に期待しています。





又、今期は1本目で★になった個体は少なかったのですが、交換時脱腸で★になってしまった個体が
結構ありました。
しかも大きな幼虫で・・・・

原因がわからないのもありますが、多くは頭幅を測る際などに糞が出るタイミングでお腹の辺りを
圧迫したのではと推測しています。
後半は気を付けて交換し、脱腸はなくなりましたので・・・・・

頭幅を計測される方は、ご注意ください。



管理表は作成したものからアップしますので、うちから送った虫をお持ちの方々は来期の参考に
していただければと思います。


廃菌糸から採ったヒラタケ いつも家族に好評です!


2014年9月14日日曜日

樹液の様子と羽化固体紹介

めっきり涼しくなりましたが、今期初めて樹液を見に行ってきました。

仕事とブリードに追われ、なかなか行けませんでしたので、やっと行けたって感じです。



山も静かな感じでしたが、まだ樹液の良い香りが漂っており、心躍る感じがしますね。

短時間だったので、あまり奥には入らず道から近い場所ばかりですけど・・・


いつも覗く良いめくれの木

小さなコクワと蜂くらいで、やはり寂しいです・・・・・




こちらは虫の多い場所にある大きな樹液木

蜂のそばにクワガタ居ましたが・・・・









これもコクワでした・・・

結局1時間程度の散策は、ヒラタもオオも見つける事ができず終了しました。
でも、小さい頃から里山で遊んで育ったオヤジには、とても癒やされた時間となりました。





採集は寂しい結果なので、香川産の羽化個体をご紹介します。


こちらは以前も記事にしましたが、3月に息子と採集した20gの3令大型幼虫を
7月に羽化させた個体です。

今期香川産で最も気に入っている個体になります。

美肌で、アゴはやや直線的で太く、バランスが良く、体長も70.3mmと
何とか70mm台にとどまってくれました。

ワイルド羽化のF0としてはかなり大型といえます。

性格もかなり攻撃的で、ヒラタクワガタのように威嚇し、機敏な動きを見せてくれます。


この頃実感しますが、ワイルドからのF0でアゴの立派な個体は、
本当に性格が荒いのが多いです!

逆にF0でもアゴが短いのはそうでもなく、ブリード個体と変わらないように感じます。

こちらは6月に我が家に来た愛犬、“はるちゃん”



ちょうどこの個体撮影時様子を見に来たのですが、
この乱暴者に挟まれ大変な目に遭います・・・・ハハハ ごめんな。



その他では、F1個体になりますが綾川町産の74.3mm


こちらは記念すべき材割りで初めて採集したペアからの個体で、
アゴはやや直線的で短めでしょうか・・・

オス親とは少し異なってややアンバランスな印象です。



続いて丸亀市綾歌町産のラインから73.0mm


こちらのオス親は、樹液採集で採ったワイルド55mmでアゴが細長い個体でした。
メス親は、材割りから成虫で採取した38mmです。

このラインは香川産の中で最も体重が乗ったラインになりましたが、
太った幼虫からの羽化個体からは、気に入った個体が出ませんでした。

累代が浅いせいか、同じ兄弟でも形状にバラツキが大きいですね。

この個体だけはアゴが細長く、他の兄弟とは異色の形状をしていました。

オス親の遺伝子がアゴの形状に出たんでしょうかね・・・・??




今期初めてF1を複数ライン羽化させてみて改めて感じた事は、
ワイルドをいきなり高栄養の餌で太らせても、頭部が小さく胴体がでかい
アンバランスな個体になりがちな事です。

総じて頭部は60mm台なのに胴体は70mm台で、全長73~4mmみたいな・・・・

ここから数少ないバランスの良い個体を選抜して、形状良く安定させながら
血統を仕上げていくのはなかなか大変そうだなと感じました。


今の人気血統なんかは、そう思うとかなり完成に近いです。
あの大きさで抜群のプロポーションですから・・・・

いや完成どころか、もっともっと大きくバランスの良い血統に改良されていくんでしょう。
今でも、ものすごい数のブリーダーが、早期羽化も併用して、
より早いサイクルで選抜(品種改良?)していますので・・・・

さて、一体どこまで行くのでしょうか????