2015年9月26日土曜日

ブリ近況 トホホ・・な羽化結果

まずは、大変遅くなってしまいましたが、2014年シーズンの羽化結果から・・・

以前書いた通り、体重の割に全く振るいませんで、
能勢YG完品では85mm台止まり、香川で78mm台止まりの寂しい結果となってしまいました。

特にYGは期待していただけに、ショックは大きかったです。


例年通り、3本目は鬼門で、6割くらいの個体が暴れてしまい、管理下手を痛感した次第です。

菌糸は例年ほど劣化していなかったので、幼虫を太らせすぎたのかな・・
などと考えたりもしています。

添加剤を入れると、体重は乗る事は何となく分かってきたのですが、
反面、素質以上に太らせると暴れ・不全が多くなってしまうように思いました。

今シーズンは添加剤控えめでチャレンジしてみたいと思います。




という事で、以下が数少ないオスの種親候補です。



香川県産

A3ライン♂77.9mm
自己採集F0個体同士の組み合わせからです。



オスは顎が長く美肌個体でしたが、このサイズになるとなかなそうはいかないようですね。

香川産は他にも数頭種親に残しました。




能勢YG 

C4ラインから

C4ラインは、うちでの2013シーズンヒットライン A9ライン早期羽化オス82.1mm と 
大活躍しているGULLさんの 13年28番早期羽化メス52.2mm という期待の配合で、
経過も良かったのですが、最大85.7mm止まりでした。



この個体は、幼虫時頭幅が過去最大級だったので注目していました。
羽化個体の形状を見ると、尻が極端に小さく胸から頭部が大変大きいのが
お分かり頂けるでしょうか?




頭幅 30.1mm   前胸幅33.0mm と幅広の個体です。
長さ勝負のギネスレースには不向きですが、大変個性的なので、来期の種親候補としました。





次にC3ラインから
C3ラインは上記2013年のヒットラインA9ラインのインライン配合となります。

このラインはバラツキが大きかったのですが、その中でこの個体も幼虫頭幅が大きく
注目の個体でした。
 

上の個体とは対照的に、体型はすらっとして顎が大変長い個体です。



残念なのは、先端付近のカーブがきつく、長さに反映されない事と、
尻の収まりがやや甘い事です。


較的っすぐな左顎計測で86.6mm  



3点接触で  85.5mm



種親にするか迷いましたが、他に良いのが羽化していませんので、一応キープです。


能勢YG自己ブリでは、以上2頭のみと寂しいので、少し補強はしています。

補強個体は又次の機会にご紹介させていただきます。




続いて、2015ブリード状況ですが、
今年は今までで一番幼虫採りに苦労しまして、粘りに粘って、8月までやってました。

そんな事情で投入のピークは7月中旬となっており、餌交換もこれからが本番となりますが、
どうやらやや手遅れ気味です・・・

1本目の菌糸養生時にボトルを詰め込みすぎたため、温度が上がり過ぎたようで、
劣化ボトルが多くなってしまいました。


少し交換した限りでは、昨年より悪そうです・・・。

ライン数はかなり増やしましたので、どれか当たって欲しいと願う今日この頃です(笑






羽化個体が淋しいので、クワガタではありませんが、
他の飼育種の状況もついでに紹介させてください。

えんぱるさんから授かった ナミゲン


自己採集からのブリード個体で、昨年4頭頂いたのですが、最近2頭になってしまいました。

今シーズンはこの子たちのブリードにも挑戦しましたが、あえなく撃沈・・・
オオクワより採卵難しいです。

ホテイ草ではダメなのでしょうか????

アップの顔が可愛いので、撮影頑張ってみました。


 
 
 




最後に超長生きの アカハライモリ



我が家に来て、もう8年のこいつらは、かなり長生きするらしいのでブリードしてません。

たぶん私の方が先に死ぬでしょう(笑



金魚鉢にカメの餌で飼育できるので、手間いらずな優等生です。
(但し容器はオーバーハングしてないと脱走します)



顔も案外可愛く、餌をあげた時に見せる ”戦い” ??のような集団行動が大変愉快で、
おすすめのペットです。




以前飼ってたヘビはリリースしましたし、オオクワが忙しいので、

もうこれ以上の増種はないと思います(笑)