2018年9月17日月曜日

2017シーズン羽化個体

我が家の愛犬用にペット用バリカンを購入してみました。
アマゾンで3千円くらいの安物なので、銭を捨てるつもりで試しましたが、
一応  初回は 使えました(笑

人間用だと細い犬の毛が切れなく、いつもハサミで手間が掛かっていたため
これは嬉しい誤算です。

ちょっと時期外れですが、サマーカットのつもりで短くしてみました。













カット前の写真が無いので、分かりにくいとは思いますが、
ロングコートのチワワでなく、少し柴犬に近づいたような・・・???

なんだか子犬の頃に戻ったみたいで、案外気に入っています。


少し耳回りが不自然なので、今度はスキばさみをうまく使ってみたいと思います。

次回からの課題ですね。(笑









さて、

ブリード状況ですが、幼虫はかなり粘ったかいがあり、沢山採れてます。

早期♀の中には温度環境の変化からか、冬眠モード?に入り、
なかなか産卵始めない個体が数頭居ました。

中には2ヶ月餌もほとんど食べずじっとしている個体も・・・・
そのうち産むんですが、ほんと困ったもんですねえ・・・



何とか順調なスタートを切ったかに見えたんですが、8月下旬に何と
エアコンが故障するという大事件が・・・・

残暑の中ブリードルームは29度近くまで上がり、大慌てです!!

やっぱり、サーモの頻繁な入り切りが堪えたのか???
4年目なのでちょっと早いような・・・・

ほんと、幼虫にとって加齢中の大事な時なのに・・・・トホホ です。


復旧まで5日間の高温と、エアコン工事による移動などで、
18年ブリードは、ちょっと不安のスタートとなりました。








そんなこんなで、羽化個体の整理が遅れておりましたが、
やっと先週終了しました。

管理表もほぼ埋まり、空欄はほぼセミです。(笑

以前ご報告させて頂いた通り、3本目半分以上は暴れてしまい、
見かねてマットにも入れましたが、それらはの多くは不全や小さな個体となってしまいました。

反面、暴れなくて羽化した個体は、昨年同様完品率は高く、サイズも良い個体が出ております。




羽化個体、最初はYGからです。

YGはあまり大きな個体が出ませんで、最大はTigaさんからの幼虫から出ました。
うちの2015年 J2ラインのインライン配合です。

  ↑YG1732ライン87.9mm 
                        86.1mm(2015 J2)×56.8mm(2015 J2)
                      (Tiga氏2017年4番ライン里子)

残念ながら右顎が湾曲しており、3点接触では88UPとはなりませんでした。











次にSRから、綺麗な個体が出ています。




    ↑SR1705ライン 88.4mm

SRらしい細身のボディです。

ディンプルが無く、綺麗な肌をしており、顎も比較的素直なので、
サイズはさほどではありませんが、気に入っている個体です。











SRでは、もう1頭

訳ありで汚い個体ですが・・・・・













顎と上羽の長さが左右違いまして、上羽に気泡が出来てしまいました。

右顎は90mm近くありますが、3点で89.3mm前後
羽ズレが有るので、89.1mm管理にしました。



羽が汚いので、種親にするか迷いましたが、良いサイズなので、候補に残しております。

















その他に、能勢産でも良い個体が羽化しております。
  ↑N1704ライン 89.1mm
少し先端が湾曲気味ですが、立派な顎で体も比較的綺麗です。

このラインは、我が家で最も期待していた能勢産の早期♀55.0mmに
ヒナマックスさんのSR88.3mmを種付けして頂きました。


大型が最も多く出たラインで他にも88.0mmや、
後に死んでしまいましたが90.0mmBなども羽化しました。


↑ 同腹88.0mm



↑ 同腹90.0Bmm(1ヶ月で★ 写真は死虫です。生存時、上羽ほぼ閉じてましたが・・・)













能勢産でもう1頭良いのが出ています。

  ↑N1711ライン 89.4mm

こちらはSRとYG866系の掛け合わせです。
顎は比較的真っ直ぐで、体全体のバランスが良い個体だと思います。
















最後、またまたB品で派手に開いていますが、
顎が好きで、種親予定の個体をご紹介します。

お見苦しい点はご了承下さい。



↑N1712ライン 90.5mmB品

こちらのラインはSG血統確立前にshima氏から譲って頂いた
能勢産からのインライン配合です。

頭幅はそれほど無い割に顎が立派で、内歯上にグッと上がった後、
内側に鋭く曲がっており、なかなか格好いいんです。

写真では伝わりにくいですが、
先日、実物を見て頂いた ginko15さん も驚いておられました。

実はこの親も同じような顎をしていましたので、見事に受け継いでくれたようです。
次世代では完品で仕上げたいですねえ・・・(笑





以上が主な大型個体です。
今年は汚い個体が多くなってしまい大変失礼しました。

来年は改善できるよう、特に3本目劣化させない管理を心掛けたいと思います。