2013年1月17日木曜日

ブリード苦戦中

オオクワガタのブリードの方ですが、ここに来て難しさを痛感しています。

まずは強制早期羽化。

蛹化させられなかった個体がいくつか出てしまいました・・・。
能勢産はGULLさんからの幼虫2頭加温してましたが、1頭失敗です。

まあ、能勢は他のが何とか羽化してくれたので、来期ブリード計画にはそれほど影響
ありませんが、綾川は2頭中2頭共失敗・・・・トホホ(泣

意外と難しいものですね。


能勢の早期羽化の中で最大は、幼虫時最大だったDラインからでした。




能勢D-3 20.0g 頭幅11.3mm  →54.3mm






現時点で54.3mmもあり、掘った時は、その大きさにちょっとビックリしました。
メスは1mm違うと大きさの印象がかなり変わりますね・・・

他は50mm前後のかわいいサイズなので、写真は撮ってませんが、
皆、羽化はちょっと遅めだったので、早く成熟して欲しいです。

番外で、メスと思って加温してた有名ブリーダーさんからの871ギネス同腹直子幼虫・・・




掘ってみると、なんと63.8mm!



・・・・・・・・・そう、かわいい♂でした。

今期YG♂のチビギネス候補でしょうか・・・・

せっかくなので、来期使おうかな・・・・なんて


まだまだ雄雌同定未熟です。

ごめんなさい。

卵巣、頭幅、体重だけでなく、チン腺同定法も取り入れなければ・・・・







通常飼育の方ですが、キノコ放置で菌糸劣化がかなり進んでます・・・

2ヶ月半でもう茶色く変色してるものが多数出ており、
中には青カビ発生して暴れもチラホラ・・・・

案の定、一番体重が乗ってた36gのボトルも暴れ始めた様子です。(笑

急いでブロック注文し詰めたところですが、どうでしょうか・・・・?

やはり、皆さんおっしゃるとおり3本目以降は難しく、マニュアル通りには行かないようですね。
飼育環境がそれぞれ違いますので、自分の環境でベターな方法を探すには、
経験が必要って事でしょうか・・・。





それから、近頃は有名ブリーダーさんの3本目交換記事をよく拝見してますが、
かなり大きいのが出ているようで、さすがだなと感心しています。

大きい幼虫は“これ羽化したらどれだけのサイズ?”って感じでワクワクしてしまいますね。


うちも、オオクワでは難しいので、カブトのでかい幼虫育ててみたいなあ・・・って事で、
去年の採集時に大きなカブトの幼虫を連れて帰ってます。

オオクワのブリード用品(廃菌糸とクワガタマット、添加剤)でどれだけ大きくできるのか・・・?

ちょっと興味もありまして・・(笑


採集時 35g


採集時35g、野外ではまずまずの大きさの様です。







1ヶ月後 39g


で、1ヶ月後のマット交換39g! 太い!


んーでも、これよりオオクワの幼虫が大きいなんて

ちょっと想像できない・・・・

一度はオオクワで出してみたいですね。

“夢の40gオーバー”

ああ、幼虫マニアになりそう・・・・





2013年1月8日火曜日

冬期材割採集 ~大イノシシに遭遇~

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

早速ですが、昨日は正月太りを解消すべく、
年末に続き、午後から、またまたオオクワ狙いに行ってきました。

香川県産でも綾川町以外の産地を狙って・・・・
とはいっても、やっぱり時間の制約もあるし、隣接した比較的実績のある地域です(笑


早速目的地に入ると、綾川町外とはいっても、もうこの時期採集者の痕跡があります。
去年の痕跡もあり、比較的人は入っているようです。



杉林を抜け最初に気になったのが、去年の割跡が残るクヌギの端材・・・
表は乾燥してカチカチなので、ひっくり返してチェックすると、
いきなりクワガタの幼虫が出ました。

コクワでないなあ・・・・



2令 コクワでない不明幼虫① 頭幅5mm
→2/6オオクワガタ3令に加齢


頭幅5mm2令の幼虫で、出てきた場所から推定すると、ノコかヒラタかな?

頭幅からオオの可能性もあるので、一応キープします。

んー・・・ オオの2令はブリードしててもあまり見ないので、よく分からないですねー・・・・

ヒラタ? の初3令 頭幅7.5mm やっぱりコクワかな?

あとは、明らかなコクワ3令と、ヒタラっぽいメスの初3令幼虫が出たところでこの材はやめ、

もう1本の端材を確認すると、

なにやら大きめの食痕が・・・




見るところ、オオではなく、ヒラタかノコ?



でも、太い食痕を追うのは楽しいもんで、ゆっくり楽しみながら・・・・・

出たのは、こいつです!






ノコギリクワガタ♂3令 14g 頭幅11.0mm
→3/6 ヒラタクワガタとして蛹化



でかいノコのオス3令でした!

大きいので、持ち帰って水牛型で羽化させようかな・・・(笑


ここで、この材はあきらめ、
その後は、道無き場所を山奥へ入り、探索していきますと・・・・

所々立ち枯れの足下の皮が剥ぎ取られ、カブトの幼虫を抜いたような跡が
見られるようになりました。

でも、斧の跡はありません。


“変な採り方するなあ・・・”

更に、針葉樹の朽木倒木もボロボロにされているではありませんか!

“これ、もしかしてイノシシか?”

そんな事考えていると、

突然近くの谷で、




ギャー! ブヒョー! バキバキバキ・・・・・

ゴー! ドドドド・・・・・

ものすごい音がするではありませんか!

イノシシの戦いでしょうか・・・?


“これはおもしろい!” 

“気づかれないように近づいて見物させてもらおう・・・・”



少し下って、息をひそめて見ると、
はっきりとは見えませんが、1頭と数頭の戦いの様です。

激しい鳴き声と地響きを立て走り回っていましたが、


ド・ド・ド・バキバキ ブヒョーバキバキ バキバキ・ブヒョー・・・・・


やがて、上流の方へ群れのまま凄い勢いで走っていく音がし、遠ざかってしまいました・・・

“もうちょっと見たかったなー”

そう思いながらも、下に倒木が見えたのでチェックしようと降り始めた途端!

なんと!今度はあの音が大きくなってきます・・・

んん?
ド・ド・ド・バキバキ ブヒョーバキバキ バキバキ・ブヒョー・・・・・




“わお!”

戻ってきたー!


屈んで見ていると、今度ははっきりと姿が確認できました!

中型の3頭を、大きな1頭が追い回しています。

そいつが、でかいでかい!

真っ黒いブタみたいなデブのくせして、ものすごい素早さ!

で、どんどん近づいてくるではありませんか!

とっさに・・・・


これ、ヤバイわ!

こいつら来たら勝てない・・・


あまりの迫力に、しょんべん漏らしそうなくらいビビってしまい、
あわてて近くの木によじ登っていました。(笑




しばらくすぐ下で、派手に走り回ったあげく、3匹が向かいの山に逃げて・・・・

大イノシシだけ下の谷で何か物色しています。


私も倒木をチェックしたかったので、斧を片手に降りていきますが、
なんか食べてるんでしょうか・・・?

ヤツは全く逃げる気配がありません・・・



仕方なく谷の湿地まで降り、目測20mくらいまで接近し確認すると、

土の中の何かを食べてます。

木を叩いて威嚇しても、効き目がないので、


ついに・・・・




“ええかげんせえよ!このブタ野郎!”



大声で叫んで、大きなアクションで脅し上げてやりました。



すると、しばしこっちを睨み、一瞬緊張した空気が流れます・・・・



ちょっとビビって後悔するも、こっちも腹をくくって戦う決心をし、身構えます。



が、・・・・・





やがて、スタスタと下流の方へ去って行きました・・・・(ホッ



何を食べてたか分かりませんでしたが、よっぽどごちそうなんでしょう。

これを見ると餌争いだったのかも知れませんね。

3頭は親子かも・・・・


イノシシはうちの実家で飼ってたり、親父もハンターなので、
数多く見てきましたが、この日のは、最大級の大きさだったように思います。

普通は人に気づいたらすぐ逃げる筈なんですけど、こいつはよっぽどケンカに
自信があるのか、神経が図太いヤツなんでしょう。

戦いの直後だったので、気が立っていたのかもしれませんね。

こんな時は皆さんも気を付けましょう!

明らかに体重はあっちが重いし、あのスピード、牙・・・・

今考えると、ちょっと危険な状況だったのかも・・・・・(汗




そうそう、命がけで見に行った倒木は見かけ倒しのスカスカでした・・・・トホホ

採集の方は、その後めぼしい獲物はなく、帰りに出た

ノコギリのオス成虫・・・

久しぶりだったので、お土産に連れて帰りました。

























2012年12月31日月曜日

冬期材割採集 ~気になってたポイントへ~

29日は朝から天気が良かったので、午前中に用事を済ませ、急遽山に行ってきました。
もちろんオオクワガタ採集です。

今期は、香川でも綾川以外の産地を目指し、前回からチャレンジしていますが、

他の方の採集記事を見てるうちに、


“大型の3令幼虫や成虫を割り出してみたいなあ・・”

・・・・ダメですね。

欲求が抑えられなくなり、時間も半日しか無いので、開拓中のポイントで無く、
やはり可能性の高い綾川に行く事にしました。

んん・・・綾川での材割り採集は止める筈だったんですけど、全く優柔不断なおっさんです。

運良くゲットでき、綾川複数系統ブリードも良いかな?・・・なんて思い始めました(笑



そこで選んだポイントは、ずっと気になっていた、オオクワの密度が濃そうな中心地。
今までは場荒れしてると思い、入らなかった所です。

年末年始休暇で、その場所がどんな様子になってるかも興味があり、一度は入っておきたい
という思いからそこに決定しました。

早速、いつもの蕎麦屋で昼食をとりポイントの農道に車を停めると、
ちょうど採集者っぽい車が出て行く所でした。

さすがに有名地区だけに採集者も多そうです。

適当な獣道から林の中に入ると、中はクヌギと竹の混合林主体で
樹液木も結構あり、さすがオオクワ生息地と思わせる雰囲気があります。



 

“ここに生息している’ それだけで退屈すること無く、ワクワクしながら歩けます。

オオクワ生息地と生息不明地域ではこれが少し違うところでしょうね・・・・

で、肝心の材の方は竹害により倒木が多く、比較的豊富にありますが、ほとんど先行者が
チェック済みの様です。(泣
しかもベテランの方の様で、ほんのわずかに叩いて廻っている感じでした。
それでも、良さそうな材は少し念入りに確認しましたが、コクワすら入っていません。
やはり採集者が多いので、コクワも減っているんでしょうかね・・・・・?




昨年材採集を始めた頃は、間違って割り出したコクワは必ず持ち帰り、羽化させ
元の山にリリースしていましたが、これ、実際かなり手間がかかります・・・・。
そこで、その場で埋め戻しリリースする方法に変更しようと試していますが、
これも上手くやらないと成功しない事が分かってきました。

以前、試しにリリースした木を、数週間後割って確認した事があったんですが、
5ヶ所入れた中で、きれいに潜っていたのは1頭のみで、他は消えていました。

又、暖かい時期には、埋め戻したコクワ幼虫が、帰りには蟻の餌食になっていた事もありました。

これらの事から、かなり深く穴を開け、食痕等できれいに埋めてしまわないとリリースは
成功しないようです。
幼虫リリースには十分配慮したいものですね。




脱線しましたが・・・・

採集の方は、その後、何とか人の入らない場所を探すため、
斜面をジグザグに“ローラー作戦”で藪漕ぎしていると、
裾の方で大きな倒木のシルエットが確認できました。

降りて確認してみると、クヌギの大木が倒れており、キノコもそこそこ付いている様です。


“おお!なかなかの良材や”


ワクワクしながら近づき観察します・・・・・・

朽ち方は少し若い感でしたが、先端の方はニクウスとカワラで良く朽ちている様でした。
ただ、残念ながら先端部は、やはり先行者がチェックした跡が見られ、
少しテンションダウンです・・・・・・・(泣



まあ、でも大きい木なので、もう少しチェックする事に決め、

リュックを下ろし脇にあった枝部をひっくり返した時です!








“んん?”





こんな光景が目に飛び込んできました!












そうオオクワガタの典型的な“産卵痕”です。


私にとって、自然界でこのようなオオクワガタの痕跡を見るのは初めてでしたし、
産卵坑道は一度は発見してみたく憧れていたので・・・・・・

、
“おおーすごい!”


興奮して一人つぶやいていました。


それから慌てていつもの写真撮影です。(笑

倒れて折れた枝の木口に、この夏産卵したものと思われ、
 手前に大きめの坑道と、奥にも細めの産卵用坑道が確認できます。

“落ちてる枝にも産卵するんやなー”

なんて感心しながらしばし眺め、壊すのがもったいなかったのですが、
ゆっくりと割っていくと、最初に2令の(恐らく)オスが出た後次々に初令が・・・・
、


オオクワガタ 2令幼虫
 
産卵坑道の内部

オオクワガタ 初令幼虫


食痕と初令幼虫

そう、まるでブリードの割り出しの様に出てきます・・・・・。
あまり多ても困るので、6~7頭出して終了とし、反対側の木口を覗いたら、

なんとこっちにも坑道らしきものが・・・

こちらも少し剥がすとすぐ2頭幼虫が出たので間違いなさそうです。

まだまだ奥へ続く食痕が4~5頭程ありましたが、ここで無事羽化を願って材は壊さず
置いておきました。

小さな材なので、容量からしてもその程度の数しか養えないだろうと思います。
しかしこの子の親はよっぽどこの枝が気に入ったんでしょうね。(笑

採集後の枝です。  こんな材にあんなにたくさん生むとは・・・・


その後も、このポイントの様子を観察しながら1時間程度歩きましたが、手応え無く、
久しぶりの山だったこともあり疲れたので、早めに引き返す事にしました。

帰りは尾根を歩いていたんですが、突然、“ガサガサ”と物音が・・・

ドキッとしてその方向を見ると・・・

人がこちらに登ってきています。

こんな山の中、しかも道など無いところなのでビックリしましたが、手には土牛の斧を持っており、
どうやら同じ採集者のようです。

挨拶し聞くと地元香川大鍬会のベテラン採集者の方でした。

しばらくその場で休憩しながら、昔の香川の様子やオオクワガタが入る木(カワラ)や
空間の話など貴重なお話を聞かせて頂いていると、感心する事ばかりで、あっという間に
夕暮れが近づいていました。

慌てて二人で下山しながらも、材もやっぱり少しチェック・・・・

またまたその場でレクチャーして頂いたりと・・・

初めて息子以外の人と採集をしましたが、勉強になると共に、大変貴重な体験でした。



でもよく考えると、三令や成虫を狙うのに採集圧の高い場所を選定するのは間違っていますね(笑








2012年12月16日日曜日

オオクワガタ♀羽化の観察

加温している大型の♀のうち、能勢Dラインで、20g 頭幅11.3mmという大きなのがいたんですが、
先日ついに蛹になりました。
何せ、ワイルドなら大型♂のサイズですから、♂の間違いじゃないかと心配していましたが・・・・
ちゃんと♀でした。

良かったです(笑


能勢は順調に蛹になっていますが、綾川は皆しぶとく幼虫やっています・・・。
失敗かも・・・?
意外と早期羽化難しいですね・・・。




人工蛹室に移し、11月19日に蛹になった能勢A-3番幼虫ですが、先日木曜日、
蛹になってちょうど24日後に無事羽化しました。

ちょうど夜の9時くらいでしたので、その様子を観察する事ができました。
初めての羽化シーンなので、感心しながら写真撮ってました(笑
ベテランの方は見慣れたシーンでしょうが、いくつかアップしてみます。

羽化7日前の様子 全体に茶色が濃くなり、目が分かるようになっています。
この頃は仰向けの状態の事が多かったです。
 


羽化1日前 茶色になってうつ伏せ状態です。

羽化開始 PM9:00頃 足をいくつか抜きはじめ、背中に亀裂ができはじめました。

背中の亀裂がだんだん大きくなり、体をうねらせて皮を脱ぎはじめます。

かなり脱げました。ここまでは30分くらいでした。


ほとんど脱げました。この後驚いた事に蛹室の下の方へ皮を置きにバックしてくるんです!


脱いだ皮を蛹室の一番下へ置いた後、又前方へ移動して、中羽根を伸ばしています。
頭はまだ下向いたままです。ここで約1時間経過です。
 
やがて仰向けになり、頭と足に残った皮をはがしています。




翌朝は羽がうっすらと茶色くなっていました。
横幅のある♀です。

 おもしろかったのは、脱いだ皮を隅っこに捨てた後、中羽を伸ばしていた事ですね。
これを見ると、全長の1.5~2倍の大きさの蛹室があった方が良い事が分かります。

又、頭の部分があんなにも折れており、最後に抜いているのも意外でした。

今度は♂も観察してみたいと思います。