2019年9月1日日曜日

2018シーズン羽化状況

もうだいぶ過ぎてしまいましたが、今年もお盆は実家に帰省してきました。

あいにくの台風で海も荒れており、ほとんど何も出来ませんでしたが・・・

唯一遊んだのは、川でいつものエビ採りです。


子供達も大きくなり、腕前もかなり上達したようで、大漁でした。



早速、大きいのは、パエリア風エビピラフ?↓ 




小さいのは 素揚げにして、塩をパラパラして美味しくいただきました。

これはビールのアテに最高なんですが、
お医者様から禁酒令が出ていますので、我慢、我慢・・・・・トホホ

体調は回復してきたのですが、禁酒 が一番キツいですね(笑








さて、最近は、入院で遅れていたクワ作業にせっせと励んでおります。

2018シーズンの羽化状況も概ね確認完了し、管理表(右側リンク先参照)も
ほとんど埋まって来ました。

残る空欄はセミなのでダメだと思います・・・。



前回お伝えしたとおり、大型の種親を使った割に特大個体は羽化せず、
個人的には不本意な結果となりました。

普段めったに★にならない香川産でも多くの★が出た事や、
サイズが伸びていない事が、ブリード全体の失敗を物語っています。

特に 不全・死亡率 は過去に経験したことがない高さでした。






そんな中で、比較的成績の良かったラインは

SR1809ライン ♂90.0mm(2016 SG1)×♀53.4mm(SR1727 早期)と

SR1824ライン ♂90.0mm(shima 2016ビークワレコード)×♀52.0mm(SR1706早期)

でしょうか。



SR1809ラインは、SG1の90mmを使ったラインで、還元率が良く、
♂♀共アベレージが良いですが、上翅にシワが入る個体がいくつか出ました。



ライン最大はこの個体  ↓ ですが、残念ながらシワシワの訳有個体です・・・

SR1809-16 89.0mm シワ有

35.7gからの羽化でアゴが立派なんですが、上翅のシワは好きではありませんので、
種親からは外れることになります。

他に  88mm台が2頭87mm台も2頭 羽化しました。

このラインは全体的に顎が立派な個体が多かったです。









もう一方の、SR1824ラインですが、
こちらは対照的に綺麗な個体が多かったです。

ライン最大はこちらです。

SR1824-24 89.4mm

若干翅ズレがあるので、89.4mm表記にしました。






40.4gからの羽化で、バランスの良い形状だと思います。
来期の種親にする予定です。



このラインも他に 88mm台が2頭 と、86mm台が3頭 羽化しており、
アベレージは良好です。


又、同腹のB品でこの個体 も種親として確保する予定です。


SR1824-8 90.0mmB

上翅が浮き上がり、右下翅が出た羽化不全ですが、
頭部からアゴに掛けては綺麗な個体だったので、ちょっと期待しています。


今年の羽化不全の特徴としては、こんな感じで下翅が収まらない個体が多かったです。

これは遺伝的なものか、羽化環境なのか、このB品のブリードで少し分かれば・・・
とも思っています。


以上が成績優秀だった2つのラインです。











上記以外で種親として残すオスが、まだ2頭居ますので載せておきます。

まず1頭目、

SR1814ライン ♂89.5mm(2016 SG1)×♀51.2mm(SR1706 早期)から



SR1814-7  88.9mm




SG1の89.5mmを父に持ち、親譲りでディンプル少なめで綺麗な個体です。
サイズは他に少し劣りますが、一応候補に残しました。










最後、もう1頭も同じく  SG1の89.5mm  の子

SR1812ライン ♂89.5mm(2016 SG1)×♀53.6mm(SR1701 早期)から

一番期待している個体をご紹介します。

SR1812-8  89.6mm

最終38.6gからの羽化です。

撮影前に、勢いよく空鋏みして右アゴ先端が欠けてしまいましたが、
長い方のアゴだったので何とかギリギリ89.6mmキープです。










これぞオオクワといった迫力がある個体ではなく、アゴも体も細身で薄く、
ボリューム感を感じにくい個体です。

美形コンテストでは評価が低いと思いますが、個人的には気に入っています。


父親譲りの美肌個体で、70mm台の個体で良く見掛ける
 “無理のない羽化”?? だったのか・・・・?
と思えるような所に期待しています。


このラインは飼育数が少なく、オスで羽化したのは、この1頭のみなのが
残念なところ・・・・・

ん-、ラインの優劣は判断しかねるところですが、先程、里子先から
2頭の羽化報告を頂き、何と 2頭共86UPしたとの事です!



♀親のSR1701ラインも優秀でしたので、案外当たりラインかも?
と親バカが更に期待を膨らませています。(笑




・・・・・・・

以上が簡単な羽化報告と、来期種オスのご紹介です。

飼育数を徐々に減らそうと思っているのですが、こんな風に次々種親を増やすと
絞り込みが大変そうです・・・・




さて、来週からはもう2本目菌糸詰めに追われるようになりますので、
ほんとにゆっくりできないですね(笑

それではまた。
さようなら!

5 件のコメント:

  1. 毎度お世話になっております!
    羽化不全が多かった原因が気になりますね。
    しかしながら、立派なクワガタばかりでうらやましい限りです。
    特に、SR1812-8 89.6mmはめちゃくちゃ綺麗&スリムですね!
    自分もいつか、90upできるように頑張ろうかと思います。
    お酒は自分も好きなので、禁酒、頑張ってください!
    今後ともよろしくお願い致します!

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  2. こんにちは。当たりライン予言者の登山家です(爆笑) やはり、オオクワの成長に関する遺伝子は、アカアシ、ヒメオオ、と同じように、8種類が存在し、1つは、生死に関係する強い遺伝子、又は、致死遺伝子、が乗っている染色体上に存在しているような感じですね。後、他では、メスの頭のデコボコが多くなる遺伝子が乗っている染色体上にも、胸が大きくなる遺伝子が乗っている染色体上にも、それぞれ巨大化する遺伝子が乗っているのだと思います。オスの形に関する遺伝子が乗っている染色体上にも、存在しているような気がします。後、4種類は、どうなんでしょうね? 幼虫の時のアゴ幅を大きくする遺伝子が乗っている染色体上には、巨大化する遺伝子は乗っていないようですね。

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  3. オオクワ通信さん
    こんにちは。不全の原因知りたいところですね。
    とりあえず不全が少なかった年の管理を参考に、今期は改善しようと思っています。
    89.6は大変きれいで私も驚きました。
    見た目もそんなにサイズがあるとは思えない感じです。
    嶋原さんのSRはすごいですね。

    90UP期待しています!

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  4. 登山家のコヤさん
    こんにちは。

    当たりラインの予言的中ですね!
    すばらしい!!

    その実力でしたら本気出せばすぐレコード出せそうです(笑
    ヒメオオやアカアシの遺伝子は解明されているんですか?
    そのうちオオクワも誰かが解明してくれるんでしょうね。

    幼虫が巨大化しても羽化させる事が難しくなっているので、
    その辺が明らかになれば、サイズは飛躍的に伸びるでしょうけど・・・

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  5. こんばんは。ヒメオオやアカアシの巨大化する遺伝子は、まだ判明していないと思います。SRは還元率が高いですから、あまり大きな幼虫は完品羽化する確率が低いと思います。一部、体重が乗るSR系統も有るようですが、、、ミヤマやアカアシは家に飛んで来ます。オオクワとミヤマとカブトムシ以外は、ほぼ全滅です。ノコギリはメス殺しで2年連続ダメです。

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