昨年と同じ出品者様からヤフオクで購入しましたが、なかなかの良材でした。
来期はこれと、まだ在庫している天然エノキ材で十分いけると思います。
ここ数年飼育数が多く、割出しにも時間が掛かっています。
エノキ材は比較的容易ですが、椎茸ダボ木はそれなりに慎重にやらないといけません。
そこで効率化を図ろうと、道具を色々試してみましたので、ご紹介させて頂きます。
初めに今まで使用していた道具から、
まずは定番のこちら
エーモン工業 内張りはがし
テコの原理で剥がすタイプですが、このタイプでこれ以上の道具はなさそうなので、
こちらは継続使用決定!
次に、材を割る道具ですが、
今まで使用していたのはこちら
ホームセンターで購入した万能ハサミ
こちらは、バラバラになった木片をカットしながら分解するのには適していますが、
大きな材を掴んで剥がすというのは苦手。
鋏みながらむしり取る感じです。
ただ、グリップ形状がよく、ばねの反発も効いているので気に入ってはいました。
今回はこのハサミが苦手としている “掴んで剥がす” 道具にスポットを当てて
探してみました。
最有力候補として選んだのがこちら
① (株)フォーテックさんの材割りペンチ
さすが専用に作られただけあり、むしり取る能力は十分です。
ただ、握り込んだ後の反発は、上のハサミのようにバネでなく曲げ板のため弱く、
開き具合も少ないので、ほとんど期待しない方が良さそうです。
都度、指を内側に入れ開きながらの使用になります。
慣れれば問題なさそうですが、やや熟練が必要そうかな・・・・・??
そこで、この際なので他の道具も探してみたところ、
用途は異なりますが、いくつか使えそうな道具がありました。
②室本鉄工(株) ロングエンドプラニッパ
こちら、反発バネはまずまず、更にパワーは半端なくスゴいですが、
刃先の開き具合が足りない・・・・・残念!
ちょっと実用になりそうもありません。
③3.peaks トップカッタ- 140mm TC-5Z
実際使用しても悪くなく、十分実用範囲かなと思います。
ただ、少し小さいので、握りにくいのが気になりました。
そして、もっとも期待して注文したのがこちら
④トネ TONE (前田金属工業) クリッププライヤ CLP-150
先端が曲がっており、掴みやすそうで大きさも③のトップカッターより大きく
握りやすそうです。
しかし、いざ使用してみると、
反発バネは付いていますが、力が弱く先端が開き切りません。
①の材割りペンチのように指で広げてやる必要があります。
又、握った感じも、先端が重くバランスがもう一つといった印象です・・・・
写真では良さそうでも、実際手にしないと分からないですね。
試したのは以上で、
3種類のニッパーの中では③のトップカッターが最も良さそうでした。
同じような企てを持っている方がいらっしゃいましたら、参考になさって下さい。
ただ、これらは本来の使用目的とは異なるため、採用は慎重にご判断下さい。
ということで、結局うちではこうなりました ↓(笑
改造万能ハサミ!!
先端を少し加工しました。
やはり、握りやすさはライバル機種が多く、改良され尽くした万能ハサミが最も
優れています。
弱点の掴む能力は、先端をこんな風に削ると、うまく掴んで剥がしてくれます。
しかも奧の刃はそのまま残してあるので、繊維に沿って端材カットも従来通り可能です。
産卵材からの割出しは人それぞれだと思いますが、
現時点ではこの改造万能ハサミが最も私に合っているようです。
割り出しは大変ですよね。一番苦手かもしれません。。。
返信削除毎年悩みの種で、幼虫を傷つけてしまう事もありますが、道具を一から考えようと思います。
DSKさま
返信削除こんばんは。
餌交換と違い、割出し時は
どんなに良い道具でもある程度はやむを得ないと思いますよ。
道具はいろんな物の中からご自分の割出し方法に合った物を選べば良いと思います。
私の場合は結局内張り剥がしとハサミで十分な感じです。
もっと良い道具があればご紹介下さいね。