2016シーズンの羽化個体ですが、大きいのはだいたい計測しましたので
一気にご紹介させて頂きます。
今年は3本目の暴れ率が1割程度と、初めて“人並み”の管理ができました。
昨年までは毎回3本目を劣化させ、暴れ率9割と惨憺たるものでしたので・・・
必然的に結果も良好で、自分でも “出来過ぎじゃないか?” と驚く程です。
早速、好調だった
SRから
まずはshimasさんから幼虫を購入し羽化させた個体です。
5月中旬羽化
87.1mm
顎が真っ直ぐならもう少し稼げたかも知れません。
SRらしく? 体は細長い個体だと思います。
続いて大量に飼育したラインから一発出てくれました!
SG3ライン 88.5mm(shima氏890準ギネス同腹)×56.1mm(shima氏88.4同腹)
6/9羽化
88.1mm
体の割に顎は大きくなく、全体にスリムな個体だと思います。
種♂の88.5mmはshima様所有個体で、2015年の準ギネス89.0mmの同腹です。
実は、同じ年に準ギネス同腹88.1mmを購入したのですが、私の不注意で
ブリード前に死なせてしまいました。
途方に暮れていたところ、shimaさんに特別にブリード提携をして頂き、
本来は行っていない種付けをして頂きました。
死んだ♂とペアリング予定だった3♀との3ラインのうち
こちらは、異母兄妹のクロスラインです。
同じく88.5mmを使用した
SG1インラインはもっと大変な事になっております!
この個体は2本目交換時24gしかなかったのですが・・・・
SG1ライン 88.5mm(shima氏890準ギネス同腹)×56.9mm(shima氏89.0準ギネス同腹)
6月中旬羽化
89.5mm
測定前に落としてしまい、左顎先端を欠損させてしまいました。
(2枚目が分かり易いと思います。)
そのため、ノギス写真は無理矢理左顎をくっつけたようになっておりますが、
ご容赦下さい。
89以上はノギスをクワノギスからシンワのデジタルに変更して再測定しています。
ちなみに欠損前は89.7mm前後ありました。
この個体も顎は大きくなく、細身胴長で美肌です。
更に、実際持つと頭部が平べったく、ボリューム感は89UPしてるとは思えない個体です。
まさに幼虫体重通り36g羽化相当のボリューム感と言ったところ。
ここら辺が、SR血統高還元率の秘密なんでしょう。
そして、同ラインから今期最大個体が出ました。
幼虫時体重はこのラインで2番目、頭幅は最大で13.7mmのこのボトルからです。
なんと!
5/26羽化 90.0mm
記念すべき90mmオーバーなので、ノギス写真は
リサイズ無しのデーターを大量にshimaさんに送信し、
その中の1枚にテキストを入れて頂きました。
この度はどうもありがとうございました。
ちなみにクワノギスでも90.0~90.1くらいを表示していましたので、ほぼ正確だと思います。
形状は上の個体とよく似ていまして、やっぱり体が細長いですね。
さすがにボリューム感は出てきます。
このライン、
これだけには留まらず、やや斜めの姿勢ですが、
上に比べるとあまり綺麗な個体ではありませんが、
最終体重40.3gから6/1羽化
87.9mm
重かっただけにお尻はギリギリ収まった感じです。
さらに、
サイズは少し落ちますが、最終体重35.8gから 6/16羽化
87.4mm
形状は一番整ったイケメン君です。
もう1頭、同腹で87mm~88mm程度の大変綺麗な個体が、先週羽化しておりますので、
固まりましたらご紹介させて頂きます。
という事で、90mm1頭、89台1頭、87台3頭?といった具合で、
このインラインは大爆発です。
それにしても、過密飼育でボトル積重ね&移動しまくりの環境で
こんな個体が羽化するのですから、このSR血統、スゴいポテンシャルです。
特に、SG1インラインは大型でもツルッと完品羽化してくるところはスゴい!
血統作出者のshimaさんには大変感謝しております。
一流の方がブリードすると恐ろしい個体が羽化しそうですね。(笑
一方、YG、能勢の方も好調で、大型が多数羽化しました。
YG8ライン 85.0mm(GULL氏1422)× 51.0mm(GULL氏1524)から
最終体重37.8gから 6/16羽化
88.8mm
この日はリラックスしていたためか、少し長めになってしまいましたが、
管理票記載時の測定は88.6mmでしたので
88.6mmで管理します。
ディンプルがほとんど無く、幅広で顎が立派な個体で、
SRとは異なるタイプだと思います。
続いて、ニックTさんに種付けして頂いたライン
YG24ライン 85.5mm(GMT氏G141Y)× 52.3mm(ju_tsu 15M2)から
6/1羽化
88.7mm
幼虫時の体重は、我が家最大で、42.1gありました。
ボリューム感はやはり幼虫体重に比例し、一番質量?を感じる個体です。
上羽召合せに若干黄スジが見えますが、一応完品扱いとしています。
同じラインからもう1頭
最終体重34.2gから 6/19羽化
87.0mm
我が家では珍しく、顎が直線的な個体です。
このラインは里子先でも88mmUPの報告を頂いていたり、
86mm台も1~2頭居たと思いますので、YGでは最も当たったラインです。
以降は88 mmに満たない個体です。
YG18ライン 85.0mm(GULL氏1409)×53.8mm(団長氏850532)から2頭
最終体重37.0gから 6/16羽化
87.7mm
大顎が太くて立派な個体ですが、そんな個体には多いディンプルが全く無く、
大変格好いい個体だと思います。
同腹のもう1頭は
最終体重33.4gから 5月下旬羽化
87.0mm
ちょっと顎の湾曲が残念ですね。
YG16ライン 85.0mm(GULL氏1409)×53.6(ju_tsu 15j2)から1頭だけ
最終体重36.2gから 6/8羽化
87.0mm
YG14ライン 85.0mm(GULL氏1409)×56.0mm(GULL氏1432)から
こちらは綺麗に羽化したと安心していましたら、僅かに尻が出ており、B品となりました。
最終体重34.5gから 6/3羽化
87.5mmB
最後に能勢産
N1ライン 85.0mm(GULL氏1409)× 56.0(shima氏89.0準ギネス同腹)から2頭
最終体重38.1gから 6/27羽化
87.5mm(暫定)
成熟期間がやや短いので、こちらは暫定です。
綺麗な個体だと思います。
同腹で
最終体重36.4gから 5/29羽化
87.0mm
兄弟なので上の個体とよく似ていますね。
いずれもディンプルが無い綺麗な虫です。
とりあえず87mmUPしてそうな個体は以上で、頑張って写真撮ってみました。
一気に撮影したため指が出血し、写真はお見苦しいかと思いますが、
大目に見て下さい。
長々と失礼しました。
全体的に85mm~86mmも多く出ており、大変好調でした。
冒頭の通り、3本目管理が良かったのと、添加材を少なめにし、
体重を乗せないよう変更したのも好結果につながったかもしれません。
不全はかなり減ったように感じております。
反面、スイッチが入らない個体が多く、昇温方法は課題が残りました。
メリハリを付けようと、急激(1ヶ月弱)に最高温度に上げた個体群の
大型幼虫は軒並み駄目でした。
今、のんびりマットでスイッチ入れていますので、万が一大型が出れば
ご報告したいと思います。