単身赴任でなかなか整理が追いつきませんでしたが、
ようやく羽化結果がまとまりつつあります。
2020シーズンは、全体的には期待外れな結果となってしまいました。
残念ながら、飼育数の割に、大型が出ておりません・・・
前年の2019シーズンは、低めの温度で管理したせいか、成熟不足の印象がありましたので、
2020年は、かなり高めにし夏は26℃くらいまで上げ、積算温度を稼いでみました。
これは私がオオクワ始めた頃の温度で、当時はそれほど成功した感はありませんでしたが、
個体が大型化したので、フィットするかと試してみました。
結果は、残念ながらあまり良くなかった様子です・・・
オスは羽化にも至らず、蛹で死んでしまう個体が多かったです。
たぶん、老けすぎたのでしょうね。
そのためか、羽パカ個体は極端に少なかったです。
反面、メスは比較的綺麗に羽化してくれており、
例年、うちで多いメスの尻出個体はかなり減っています。
温度を上げたので、尻出が増えるかと懸念していましたが、
逆の結果になり意外でした。
まだまだ奧が深いですね。
ライン毎の主な状況ですが、
最も期待していた
■2003ライン♂89.6mm(SR1812)×♀51.2mm(SR1904 早期)
エースの♂と有力な早期♀の組み合わせでしたが、
期待したほどではなく、
88up・・・1頭
87up・・・3頭
86up・・・4頭
当たったラインのインライン配合
■2008ライン♂89.4mm(SR1824)×♀55.7mm(SR1824)
こちらはインラインのダメなパターンになり、★が多かったです。
インラインは時々こうなりますが、案外次の代で爆発したりしますので
面白いですね。
2018シーズンの優良ライン同士の配合
■2001ライン♂89.6mm(SR1812)×♀57.0mm(SR1824)
こちらも期待したほどでもありません。
88up・・・2頭
87up・・・1頭
86up・・・3頭
他も88、87クラスは少し羽化しているラインはありますが
全体的にあまり振るわず、80mmに満たない個体も多く出ております。
そんな中、比較的健闘したラインが、
■2015ライン♂90.0Bmm(SR1824)×♀51.9mm(SR1904 早期)
89up・・・1頭
88up・・・2頭
87up・・・3頭
86up・・・1頭
他に羽化後1週間で★になりましたが、91前後で固まりそうな個体も出ました。
最も大きな個体が羽化したラインは
■2006ライン♂89.6mm(SR1812)×♀53.4mm(SR1931 早期)
91up・・・1頭
88up・・・2頭
87up・・・2頭
86up・・・3頭
無事自己ベストの91upが羽化してくれました。
大型には積算温度高めも影響なかったのか、
逆に大型故にマッチしたのか分かりませんが
来期の有力な種親が確保できて、一安心です。
89upのみ撮影しましたので、アップしておきます。
♂89.5mm
このラインは下翅が収まりきらなかったB品♂を使用しましたが、
オオクワ採集の際、よく通っていた塩江「谷岡食堂」の中華そばです。
昔ながらの「ザ・食堂のラーメン」という感じで、
昔からのファンが多く、年配のお客様で混んでいます。
その系統がお好みの方は、近くを訪問の際是非お試し下さい。