A9ラインで最大39gから、例のごとく暴れで33.2g ・・・
しかし挽回を期待していつもの900ccのG-potでなく、奮発して1400ccに入れた個体です。
外からは全く見えませんが、2週間ほど前に羽化したらしい事は把握しており、
中で生存している事も音で分かっています。
このラインは先に良型が出ており、完品羽化なら自己ギネス更新間違いないと確信していましたので、
家族を集めリビングで公開ホリホリすることにしました。
妻と娘は何でその個体が大きいと分かるのか不思議がっていましたが、面倒なので
説明はそこそこにし、早速表面から慎重にめくって行きます。
菌糸の状態は良さそうで、期待度はぐんぐん上昇していきます・・・・
少しずつ掘るのを楽しんでいましたが、
家族から“早く”とせかされ、蛹室頂部付近に小さな穴を空けました!
緊張の一瞬です・・・・
照明の光が届く角度にして覗くと・・・・
ディンプルの少ないきれいな頭部が見えました!
息子 “でか!”
んー、いい感じです!
肝心の羽が見えないので、更に穴を広げてみると・・・・・・
ガーン!
・・・・・・・あれ?
開いています・・・・
内心は完品羽化の確率は大変高いと思っていただけに大ショックです・・トホホ
取り出して測定すると87mmは超えそうな個体でした。
・・・ごめんなさい。引っ張って羽パカ写真って最低ですね(笑
1ヶ月以上経った現在も元気で、87.3~4mmといったところでしょうか・・・
この状態で交尾出来るか分かりませんが、来年まで健在なら使用してみたいと思います。
でも、このライン2番目に大きかった幼虫はきれいに羽化してくれましたよ。
最大体重37g その後暴れ交換31.7g 7/8羽化です。
顎開き最大値で86.0mmと見事に菌糸劣化、体重減を挽回してくれました!
ディンプルの無い美肌個体で、尻が薄く納まりも早かったので、余裕が感じられます。
![]() |
オス親にそっくりです。 |
このライン、メスもかなりひどい状況を放置したにもかかわらず、なかなかの
アベレージでしたので実力はかなり高いとみて期待しています。
ちなみに種親♀はanchorageakが作出された86.8mmの親♀と同腹で、
anchorageak様825490ラインの個体です。
825490ライン自体866が出ていますが、種親としても大活躍しているようですね。
他では、
A1ラインは個体差が激しいのですが、少し羽パカの85mmが出ました。
この個体はアゴが長いので種親候補にしています。
A2ラインはB品86mmUPが居ましたが、すでに★になりました。
羽の外側が膨らんだようなB品でしたが、先天的なものか、蛹室の環境によるものか興味があります。
A3,A4ラインは最終計測終わっていませんが、最大で83~84くらいに留まりそうです。
但し形状は美肌で幅もあり、かっこいい個体が多いですね。
A6ラインはA9に次いで良さそうですが、今のところ85UPは出ていません。
期待の1頭がまだ羽化していませんので、こちらも大いに期待しています。
他のラインは暴れたあとの交換をあまり行っていなかったため、さほどサイズは伸びていませんが、
A10ラインは案外素質があるような気がしました。
以上が概要ですが、全体的には管理失敗で幼虫体重の割には残念な結果と言わざるを得ません。
A1、A2、A6ラインなど先輩ブリーダーの元に飛んでいった個体は、うちより遙かに凄いアベレージで
羽化させてくださった様なので尚更そう思います・・・・・。
来期は失敗せぬよう管理したいと思います。
さて、もう一つの表題ですが、
時々記事にしてますゲンゴロウくんです!
何度も探しに行ってダメだったあこがれの虫を、ついに今日見る事が出来ました!
本当は採集に行って見てみたかったのですが、私には無理だと悟りましたので・・・
この個体は友人のえんぱるさんブリード品を送っていただきました。
えんぱるさん、この度はどうもありがとうございました。
![]() |
驚きの4頭入りでした! |
それにしても予想よりでかい事!
息子もびっくりです!
妻はゴキブリみたいって言ってますが、明らかにゴキブリよりでかいです(笑
オオクワよりも幅広なので体長の割に大きく感じますね。
目がかわいく、愛嬌もあります。
クロゲンのように放置せず、大事に育ててみたいと思います。