2015年11月18日水曜日

幼虫の餌交換 2本目へ

近頃は温かい日が続いていますが、もう庭の サルナシ が成熟する季節になりました。


このサルナシ、小学生の頃は山に自生しているのをよく取りに行ったものです。

木(正確にはつる)は多かったのですが、メスの木で結実する条件の良い木は希少で、

縄張り争いみたいなのまであり、仲間うちではアケビより人気がありました。

地元での呼び名は"チンチロリン” (笑)

初めて地元のスーパー〝コーワ海南” でキウイを見た時には、その大きさと表面の毛に驚いたもので、

小学校でも、"巨大なチンチロリン”がスーパーに売っていると話題になっていました。




ちなみに味はキウイそっくりです。

というかそのもの??



野生のはキウイよりやや薄味ですが、改良された園芸品種はキウイより味が濃厚なものもあります。

樹上で熟し、簡単に手で割って食べられるため、キウイのように皮むきに"構える”必要は無く、

手軽なおやつになるお勧めの家庭果樹ですよ(笑







さて、余談はここまでで、本題ですが、

今シーズンの オオクワブリード

幼虫取りから苦労し、1本目投入が遅かったため、2本目交換も10月末までかかってしまいました。



菌糸は良いものだった筈ですが、菌を回す養生期間中にボトルを過密状態にしてしまい、

互いの発熱で、ボトル内温度が異常に高くなってしまったようです。



その影響で、一部菌が死んだり、劣化が早くなってしまったものが多数出てしまいました。

まだまだキャリアが浅いため、毎年失敗の繰り返しをしていますね・・・・トホホ




そんな影響からか、

総じて、2本目への交換結果は、体重・頭幅共昨年のレベルには達しておりません・・・

飼育数は過去最高となり、種親サイズもアップしていたので、期待していたのですけれど、本当に残念です。

35gオーバーも2頭のみで、最大はこちらでした。


能勢1番ライン 86.0(A9-20)×56.0(shima様能勢 872同腹)

頭幅も13.9mmあり、まだ皮も薄そうなので、もう少し体重は乗りそうな個体です。

そこそこに乗って、完品羽化してもらいたいものです。



その他のラインは、あまり極端な差はありませんが、やや早めに交換した個体が多いので、

次回、3本目交換時は体重を伸ばしてくれる事を期待して待つ事にします。






飼育数も増え、庭の菌糸捨て場にも、大量のカブト虫が自然に繁殖するようになったのですが、

最近、何者かが掘った痕が目立つようになっていました。





こんなところにイノシシは来ないでしょうから、最初は"野良猫??”

と思っていましたが・・・、

先日、妻が庭でイタチを見たと言ってたんですよね・・・・





・・・???  なるほど!  

合点がいきました!





犯人はそいつに違いありません!



いかにも幼虫漁りそうじゃないですか?



まあ、飼育している訳では無いので、どうでも良い話なのですが、

最初こそ幼虫入れたものの、せっかくここ1・2年、自然と繁殖が始まったのに、

正直何だかちょっと悔しい気持ちはあります。




ただ、防ぐすべが思い当たりませんので、祈りながらこのまま経過を観察するしか無い状態です。

何頭かは無事羽化までこぎ着けて欲しいものですね。