2013年5月9日木曜日

くわがたルーム

連休中に作成した小さなブリードルームへ、やっと虫たちの引っ越しが完了しました。
現在25度前後に設定し、多くが羽化待ち状態です。

オスも8割方は蛹化しましたが、今期はボトル詰めの失敗と、加温が遅れた事などにより、
ほとんど暴れましたので、最終確認体重30g以上での蛹化は2~3本しかなく、残念ながら
大きいサイズは期待できない状況です・・・。

それでも、ワイルドの蛹とは違い、大型血統の蛹は大きくて迫力がありますねー
ワクワクしながら眺めている毎日です・・・。

何とか当初の目標である“80mmUP”は達成して欲しい!! そう願いながら・・・


さて、表題のくわがたルームですが、簡易的に和室の1角を区画し、既設エアコンをダクト状に
取り込んだ構造になっています。
 
左奥パソコンの上に既設エアコンが有ります。


床面積は、たったの1m*2m=2㎡とかなり狭いスペースですが、うちではこれが精一杯でした。

製作日数約4日、建具や細かい所の隙間は若干気になりますが、壁自体は石膏ボードと
スタイロフォームの間に空気層を設けているので、断熱性はまずまずだと思われます。

温度調節はエアコンと、補助として床に1畳用ホットカーペットを敷いています。


ドアを開けて右側:去年製作した押し入れ冷温庫
     取り込んでいます。
ドアを開けて左側:奥のエアコン下は簡単に取り外せ
      メンテ可能にしています。


























くわがた用品などを全て収納するには狭すぎますが、菌糸ボトルと小物くらいなら150頭~200頭は
ブリードできるでしょうか・・・・

今期は120~150頭程度の予定ですので、スペース的にも十分!
まあ、設備としては大満足です。

あとは世話が追いつくかどうかでしょうね・・・(笑






肝心のオオクワブリードは、卵セットへの投入が徐々に始まりましたが、本格的には
今週末の予定です。

♂82.5mmは順調そうですが、♂83.3mmのペアリングは芳しくないので、不安を抱えたまま
投入ですが・・・

あとは産んでくれることを祈るばかりですねー






それと、しばらく放ったらかしでしたが、採集幼虫その後報告いたします。

まず、前回3月にヒラタ狙い採集で持ち帰った若齢幼虫!

期待もむなしく・・・・・

すべて立派なコクワ3令になっています!・・・・・トホホ

ヒラタはもう新規採集は諦め、一昨年樹液採集した65mmと、昨年幼虫で採集した小さなメスの
組み合わせをベースにブリードしていこうと思います。




次に、足を捻挫した日に採集し、ほぼオオクワと同定していた不明幼虫③ 2令、頭幅4.9mm

          こちら  ↓ ですが、


こちらは間違いなくオオクワ3令メス 9.0g 頭幅9.3mmに加齢していました。






次に1月に採集した期待の大型ペアのオス 頭幅12.0mm 14.0g 

   こちら ↓ ですが、


先日の餌交換時はなんとこれ・・・・!


25g!

3令採集にしては、かなり太っていると思います。



体型も採集時は太短かかったのが、長さも備わっており、
3令からでもこんなに変化するとは本当に驚きました!

写真の体型はあまり変わっていない感じですが、それは全長が長くなった為だと思います。

“おお! これは初の70mmオーバーも射程に入ったかも・・・・”と、ひとりニタニタしてしました(笑




最後に、去年からここを覗いてくださってる方はご存じとは思いますが・・・・

   ” 国産カブト!”

年末からオオクワ飼育飼料で大きくなるか試してます。

屋外採集時:35g → 約1ヶ月後:39g 



DOSさんの高カロリーオオクワマットにオオクワ用添加剤を加え、更に3ヶ月後・・・・・・

こんなになっていました!



 44g!

今まで見てきた国産カブトの幼虫体型でなく、かなり迫力があります。
何だかボブサップ氏を連想してしまいますが、おそらく彼のように筋肉質ではないでしょうね(笑

屋外採集個体としては十分大きくなっていますが、果たして羽化出来るんでしょうか??




それにしてもこのマット、安いので利用していますが、もしかしたらなかなかの優れ物かも知れませんね。

昨年は、オオクワでも菌糸を凌ぐ頭幅の幼虫が出ましたので・・・・


4 件のコメント:

  1. こんにちは。
    ブリードルームいいですね。

    私も、4畳くらいの部屋をつくっておけばよかったと後悔しています。小さいほうが電気代もかからないですよね。

    カブト・・・基準がわからないですが、85mmオーバーするといいですね。
    あと、オオクワ25gはすごいですね。75mmくらいいきそうな感じですかね。

    返信削除
  2. 連投・・・失礼します。

    さっき、カブト幼虫量ってみたら・・・35gでした。
    44gはデガイですね。
    どれだけのサイズがでるか楽しみですね。

    返信削除
  3. えんぱるさん
    こんにちは。

    小さいですが、ブリードルーム嬉しいです。
    これで幼虫採れないとがっかりですけど・・・

    確かに趣味のブリードには4畳半くらいがベストでしょうね。

    カブトは私もあんまり基準が分かりませんが、幼虫の姿には圧倒され、思わず声が出てしまいました。
    大型のカブトってあんまり想像できません・・・・
    ですので、ちょっと羽化が楽しみになってきました。

    オオクワは野外では滅多にいない頭幅でしたので少し期待はしていましたが、
    採集時既に成熟してたようでしたのでまさか11gも増えるとは思いませんでした。
    しかも管理温度は床下でしたので9度~15度・・・

    低温でもしっかり食っていたようで、ブリードの参考になりました。
    あんまり太らせすぎて羽化不全にならないように気を付けます。

    返信削除
  4. えんぱるさん
    連投ありがとうございます。

    カブトをブリードしている人は少ないみたいで情報不足なんですが、
    去年野外で採集した際にすこし調べた記憶では、野外個体では35gあればなかなか大きい方のようですね。
    飼育個体ですとたぶん45gオーバーでかなり大きい方になるんでしょうか?
    これは終令からの飼育になるので、結構健闘していると思います。

    でも姿はちょっと無理しすぎのような・・・・・(笑

    返信削除