2012年9月4日火曜日

菌糸ビン交換

先日の冷温庫の温度上昇は肝を冷やしましたが、幼虫たちは何とか持ちこたえたようで、一安心です。

幼虫の餌交換の方はお盆明けから少しずつ行っていますが、初日こそ30gオーバーが出たものの、その後は至って平凡でした。
初日交換分のみ保管場所は新設した大型の冷蔵庫だったのでそれが良かったのか、温度が高かった(成長が早かった)だけか、はたまた先日の温度上昇で幼虫もバテてやせてしまったのか・・・

原因は分かりませんが、少し傾向が変わったように感じました。


すでに黄色いですが、初めて割り出した記念個体が大台に!
 能勢A-1 頭幅13.6mm


能勢D-2 頭幅12.4mm
しかし、前回もお伝えしたように、去年より大幅に成績が良く、早くも今シーズンの幼虫目標体重をクリアすることができラッキーでした。

良い種親、血統に助けられている感じですね。



管理表ではAラインが良さそうですが、投入が早かったので、交換サイクルが長くなっているためと思われます。頭幅も大きいですが種親が横幅ありますのでこんなものでしょう。
数が少ないのも残念です。


この中では、アウトラインでばらついていますが、20gのメスが出たDラインが一発やってくれそうで少しだけ期待しています。










あと、実は今回少し意外だった事が起きました。
それはBラインの一部をマット飼育していたんですが、そのうち1頭のビンから見える頭が大きく見えたので測定してみる事にしました。

体重は18.5gとマット飼育らしい感じでしたが、頭幅はそのラインの最高値である13.1mmを記録したんです!

採集好きの私としては“頭幅”はその幼虫が羽化する資質に近いように理解しており、頭幅が大きいほど全長または横幅を出せるポテンシャルがあると思っています。
ですから当然頭幅が決まる初令から3令までの間が重要で、その期間は良い餌(高栄養)を与え温度管理を慎重に行い頭幅の大きな3令にするというのが今回の飼育シナリオでした。

ところが今回の例で遺伝子により生まれた時からほぼ頭幅(≒羽化サイズの資質)は決まっているのかも知れないという気も少しだけしてきました。

あとはそのポテンシャルを十分に引き出せるよう幼虫体重をいかに乗せるか・・・
いずれにしても全期間においてしっかり管理する事に越した事は無いんですけど、ちょっと考えさせられた出来事でした。

3 件のコメント:

  1. はじめまして!!

    今年の6月よりオオクワのブリードを始めましたTatsuと申します。

    ネットで検索したらこちらに辿り着きました。

    私は高松に住んでいますので、思わずコメントせずにはいられませんでした。

    私も管理記録と皆様と交流して、勉強させていただきたくブログも書いております。


    ぜひ、これからも寄らせて頂ければと思います。

    オオクワ時々その他晴れ
    http://fieldarrows88.blog.fc2.com/

    返信削除
  2. Tatsuさん はじめまして!

    ご訪問ありがとうございます!
    同じ高松市と言う事で嬉しい限りです。
    香川産もブリードされているようで共通点ばかりですね。
    おまけにブリードデビューも同期のようで・・・
    私も初心者なのでアドバイス的な事はあまりできないと思いますが、
    一緒に勉強していきましょうね。
    “オオクワ時々その他晴れ”の方にも時々お邪魔させて頂きます。
    きれいに整理され読みやすく、参考にさせて頂きたいと思ってます。

    返信削除
  3. こんばんは。

    偶然にも同時期のデビューですね♪

    でも、ジュツ様の方が先輩ですし、採集にも行かれていますので感服いたします。また、すごい強烈な能勢YGのラインで羨ましいです!!

    なかなか香川では、ブリーダー仲間を見つける事が出来ないので、同じ高松市内のようですので、ぜひぜひ交流させていただければと思います。

    猪谷様の仔・・・
    もしかして、あのうどん屋さんですよね?
    私もそこから譲っていただきました笑。

    これからも宜しくお願いします♪♪

    返信削除